セキュリティが心配されるインドBPO(1)香港上海銀行で巨額の情報盗難事件
近年、急成長しているインド経済。その中心となっているのは、BPO(Business Process Outsourcing)と呼ばれる、企業における業務プロセスの一部のアウトソーシングをはじめ、ITサービスだ。今回は、インドBPO業者からの情報漏洩事件、そしてその影響などを見てみたい。
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●情報盗難により、日本円換算で5000万円近くの損害
2005年4月にインドで業務委託を受けるMhasiSで、コールセンターの従業員が、委託元Citibankの顧客情報を不正に使用して注目を集めたが、去る6月、インドのBPO企業の従業員が委託元の極秘情報を盗難。海外アウトソーシングの問題点が再び浮上してきた。
事件があったのは世界的な金融機関HSBC(香港上海銀行)の関連会社のHSBC Electronic Data Processing India。"インドのシリコンバレー"とも呼ばれるハイテク産業の街、南部のバンガロールにある企業だ…
【執筆:バンクーバー新報 西川桂子】
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