「東京国際セキュリティ・カンファレンス 2006」開催直前企画スピーカー紹介(1)メラニー・リーバック氏(オランダ)
●「RFIDにもウイルス感染する危険性がある」
特集
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東京国際セキュリティ・カンファレンス2006が昨年に引き続き11月29日(水)、30日(木)の日程で東京・大手町の経団連会館にて開催される。このカンファレンスは世界各国から情報セキュリティの専門家が来日し、最新の動向や研究成果を発表する場である。今回はRFIDのセキュリティについてオランダ、アムステルダムにあるブリジュ大学、博士課程にて研究しているメラニー・リーバック氏の講演内容を紹介する。
リーバック氏は、米国政府とドイツ政府からRFIDを検討するための専門家として招かれており、その研究内容は世界各国で注目されている。本カンファレンスにおいては、「RFIDに対する攻撃プログラム(マルウェア)の最新動向とその対策」について解説する。現在、RFIDのセキュリティリスクは比較的低いと考えられており、様々な商品への採用が検討されているが、このRFIDにもウイルス感染するリスクがあることを発見し、実際にどのようなコードで感染するのかという研究の成果も併せて発表する予定である。
リーバック氏は、今回の来日にあたり、他国に比べて比較的RFIDが普及している日本において、最新の研究成果を発表できることは大変名誉なことであるとコメントしている。本カンファレンスの講演者の顔ぶれの中で、唯一の学生である同氏の研究成果の発表が楽しみである。
Tokyo InterSec2006 プログラム詳細
http://www.tokyointersec.com/contents/japanese/program_1.html
《ScanNetSecurity》