ガソリンスタンドからクレジットカード情報が漏出(1)カード会社のチェックにより不正発覚
米国ミシガン州に本社をおく、ガソリンスタンドチェーンのWescoが、クレジットカードに関連した不正があったと11月に発表した。現在、検察局およびシークレットサービスと協力して調査中だ。
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Wescoのホームページを見ると、漏洩は今年7月25日から9月7日の間に、ミシガン州51ヵ所の施設内で起こったとある。そして、同社のサービス利用者に対して、クレジットカードに記載されている金融機関に連絡をとり、不正がないか、特に注意してもらうようアラートを立てるようアドバイスを行っている。但し、Wescoとしてのヘルプラインの開設などは行っていない。
ホームページに加えて、現在Wescoのガソリンスタンドではポンプ横に、不正使用の可能性があるため、クレジットカードの使用状況を監視して欲しいとの要請を書いたステッカーが貼示されている。Wescoはガソリンスタンドだが、コンビニエンスストア、ドーナツ店なども併設している店舗が多い。調査では、ガソリン購入者以外に、コンビニエンスストアの利用者も不正使用の被害を受けた恐れがあるという。
ミシガン州のテレビ局『woodtv』は、クレジットカードで約600ドルを不正使用されたという、被害者の1人、パトリック・トワについて報じている。スペインでカードの使用があったようで、クレジットカード会社のMBNAから、海外使用が殆どないトワのカードが海外で使われたため、直ちに本人に連絡。そして、トワがスペインを訪れていないことを確認している。
同じくミシガン州の日刊紙『Grand Haven Tribune』でも、トワにインタビューしているようだが、500ドルの不正使用があったと、少し報道された金額が異なっている。利用の場所はスペインと『woodtv』と同じだ。香水を売る店で何者かが化粧品を購入。2日にわたり、不正使用があったとしている。
このクレジットカードは…
【執筆:バンクーバー新報 西川桂子】
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