「ソフトウェア契約に潜むリスクとその法的対策」(6)「情報システムの信頼性向上に関するガイドライン」経済産業省 | ScanNetSecurity
2026.04.15(水)

「ソフトウェア契約に潜むリスクとその法的対策」(6)「情報システムの信頼性向上に関するガイドライン」経済産業省

−「仕様変更」とは?(1)−

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−「仕様変更」とは?(1)−

18 「システムライフプロセス」における「仕様変更」とは?

「情報システムの信頼性向上に関するガイドライン」は、「情報システム利用者及び情報システム供給者は、プロジェクト運営途中における仕様変更の取扱について両者で合意すること。」としています。ところが、システムライフプロセスに関連するJISでは、「仕様変更」について明確な定義が見いだせません。

JISX0170では、「5.4.4.3プロジェクト管理プロセスのアクティビティ f) 取得者又は供給者の依頼の影響で、コスト、時間又は品質について契約変更があった場合、変更行動を開始する。」としています。

この「契約変更」は契約合意の変更を意味するものですので、JISX0170が定義するところの「合意プロセス」群にまでフィードバックする場合もあると思われます。JISX0170では、「契約変更」は、「合意プロセス」群ではなく、「プロジェクトプロセス」群の「プロジェクト管理プロセス」において位置づけています。JISX0170の「合意プロセス」群の各プロセスは、原契約の成立だけを射程に入れているのか、その後の契約変更も射程に入れているのか不明ですが、おそらく前者ではないかと思われます。JISX0170では「契約変更」は、既に合意成立した契約に付随するものとして「プロジェクト管理プロセス」として取り扱っているものと考えられます。

「情報システムの信頼性向上に関するガイドライン」は…

【執筆:弁護士・弁理士 日野修男】( nobuo.hino@nifty.com )
日野法律特許事務所 ( http://hino.moon.ne.jp/ )

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