トレンドマイクロ、ウイルス感染被害マンスリーレポートを発表
トレンドマイクロ株式会社は3月6日、2007年2月度のウイルス感染被害マンスリーレポートを発表した。発表によると、2月のウイルス感染被害の総報告数は6,400件で、先月の7,764件より千件以上の減少となった。これは、流行していた「TROJ_SMALL.EDW」のシーケンシャル攻撃
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2月の感染被害ウイルスレポートでは、1位に圏外からトロイの木馬「TROJ_ZLOB」(99件)、2位にバックドア「BKDR_AGENT」(67件)、3位にワーム「WORM_RBOT」(39件)という内容であった。「TROJ_ZLOB」は、Webページに仕込まれた他の不正プログラムの自動実行などによりダウンロードされ、ユーザのコンピュータに侵入する。感染後は、Internet Explorerのスタートページの変更や指定されたWebサイトからの別の不正プログラムのダウンロードを行う。ダウンロードされるファイルには、オンラインゲームのアカウント情報を盗むスパイウェアなどが確認されている。
なお、このトロイの木馬の報告の半数以上は、亜種に共通すると考えられるシグネチャをパターンファイルに採用する「Generic検出パターン」により検出されている。現在では短期間で大量の亜種を頒布しようとする傾向が強まっているため、今後もジェネリックな検出技術が重要になるとしている。
トレンドマイクロ:ウイルス感染被害レポート - 2007年2月度
http://www.trendmicro.com/jp/security/report/report/archive/2007/mvr070306.htm
《ScanNetSecurity》