狙われるPIN番号、デビットカード (1)端末に細工、情報を盗み取る手口が続発
2月19日付け『Boston Globe』が、米国のスーパーマーケットのチェーン、STOP & SHOPで情報漏洩事件があったと伝えた。STOP & SHOPはニューイングランド、ニューヨーク、ニュージャージーなどで主に店舗を展開していて、店舗数は360軒を超える。
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報道は、2月17日付けSTOP & SHOPのプレスリリースを受けてのもので、何者かがレジで使用しているPIN パッドに細工を加えて、デビットカードやクレジットカードの口座番号やPIN 番号などの情報を2月上旬に盗難したというものだ。被害に遭ったのは同社のロードアイランド州にある2店舗だ。
所有者以外がカードを不正に使用したことを、ある金融機関に対してカード所有者が連絡。他に同様の事件が起こっていないか調査したところ、被害者が複数いることが判明した。そして、不正使用に遭った被害者をさらに調べ、共通点としてSTOP & SHOPで買い物をしていたことがわかった。STOP & SHOPのプレスリリースでは2店からの漏洩だったが、その2日後に報じた『BostonGlobe』はさらに4店で、PINパッドが換えられているとしている。
STOP & SHOPでは現在、警察およびシークレットサービスの捜査に協力している。個人情報漏洩事件では、捜査中を理由に事件をすぐに明らかにしないことが多いが、今回は…
【執筆:バンクーバー新報 西川桂子】
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