3月期のインターネット治安情勢を発表、Scanなど不正アクセスが増加(警視庁) | ScanNetSecurity
2025.10.04(土)

3月期のインターネット治安情勢を発表、Scanなど不正アクセスが増加(警視庁)

警視庁は4月13日、2007年3月期のインターネット治安情勢レポートを、同庁のセキュリティポータルサイト「@police」にて公開した。

製品・サービス・業界動向 業界動向
警視庁は4月13日、2007年3月期のインターネット治安情勢レポートを、同庁のセキュリティポータルサイト「@police」にて公開した。

発表によると、3月期におけるファイアウォールに対するアクセス件数は447,942件で、1日当たり約14,450件のアクセスがあったが、対前月比では−24.0%と大きく減少した。2月と比べカナダ、日本、韓国からのアクセスが減少し、米国、中国、台湾からからのアクセスが増加している。ポート別順位の上位5位は、135/TCP、ICMP(Echo Request)、445/TCP、1026/UDP、1027/UDPの順で2月と同じだったが、1026/UDP以外はすべてアクセスが減少した。

不正侵入検知システムにおける不正なアクセスの検知件数は40,290件で、1日当たりの検知件数は約1,300件(対前月比+12.3%)。攻撃手法別で第1位の「Worm(SQL Slammer)」の1日当たりの検知件数は約1,105件とほぼ横ばいだったが、第2位の「Scan」は1日当たり約185件を検知し、2月と比較して約+133件(約+254.7%)と激増した。検知した「Scan」の内訳としてはProxyattemptが数多くを占めているとのこと。また、発信元では、中国の割合が依然として高いが、3月はエストニア、ウクライナからのScanを多数検知したと報告している。

http://www.cyberpolice.go.jp/detect/pdf/20070413.pdf

《ScanNetSecurity》

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 業務目的外でパソコンを利用中に詐欺サイトに接続 ~ 委託事業者パソナの従業員

    業務目的外でパソコンを利用中に詐欺サイトに接続 ~ 委託事業者パソナの従業員

  2. ガートナー、2025 年版の日本におけるセキュリティのハイプ・サイクル発表

    ガートナー、2025 年版の日本におけるセキュリティのハイプ・サイクル発表

  3. 諭旨解雇処分 ~ 電気通信大学 准教授 共同研究先の企業に秘密を漏えい

    諭旨解雇処分 ~ 電気通信大学 准教授 共同研究先の企業に秘密を漏えい

  4. Microsoft が土壇場で譲歩 欧州 Windows 10 ユーザーだけに猶予措置

    Microsoft が土壇場で譲歩 欧州 Windows 10 ユーザーだけに猶予措置

  5. パソナの派遣社員が独立行政法人に関する情報を不正に持ち出し、削除の要請にも応じず

    パソナの派遣社員が独立行政法人に関する情報を不正に持ち出し、削除の要請にも応じず

ランキングをもっと見る
PageTop