IPA/ISEC、コンピュータウイルス・不正アクセスの届出状況を発表
IPA/ISEC(独立行政法人 情報処理推進機構セキュリティセンター)は7月3日、2007年6月および上半期の「コンピュータウイルス・不正アクセスの届出状況」を発表した。発表によると、2007年6月のウイルス検出数は約50万個と、5月の77万個から35.5%の減少となった。また、
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業界動向
相談受付の総件数は932件であり、そのうち「ワンクリック不正請求」に関する相談が285件と、5月の185件から急増した。2007年上半期のウイルス届出件数は19,024件と、2004年下半期の30,194件をピークに減少傾向が続いている。なお、「W32/Netsky」が依然として総検出数の大多数を占めている状況が継続している。2007年上半期の不正アクセス届出状況では、届出件数は合計143件となり、先期に比べ届出総数は約14%の減少し、被害にあった件数の割合は約16%の増加となった。このうち、不正なアクセス形跡を発見した「アクセス形跡(未遂)」の届出が34件と全体の23.8%を占めた。また、実際に被害があった届出は106件で全体の74.1%を占めた。
IPA/ISEC:ウイルス・不正アクセス届出状況[6月分および上半期]
http://www.ipa.go.jp/security/txt/2007/07outline.html
《ScanNetSecurity》