Web閲覧から感染するマルウェアへの組織としての対策(2) 個人ができること | ScanNetSecurity
2025.12.15(月)

Web閲覧から感染するマルウェアへの組織としての対策(2) 個人ができること

>> 組織としての対応の重要性

特集 特集
>> 組織としての対応の重要性

 ソーシャルエンジニアリングはマニュアル的である分、システム的な解決が難しい。そのため、組織と個人の双方での防衛策が必要だ。


 前述のような悪意あるツールは、例えば次のような攻撃手法が用いられる。
(1)iframeを悪用し、Webブラウザに対して攻撃
(2)JavaScriptにより、XMLHTTPRequestを利用し実行ファイルを取得
(3)Adodb.streamを利用し、実行ファイルを書き込む

 この他にも攻撃手法は存在し、その全てを網羅する事は中々難しい。これらは、定義ファイルベースの対策ソフトウェアでは、False Positiveの多発や攻撃手法の自由度の高い事から、既に検出の限界とされている。

 対策ソフトウェアの解析エンジンによる難読化を目的としたものとして、JavaScriptの中にVBScriptを埋め込むような手口も報告されている。

 最近では、IEユーザを標的とし、画像ファイルにPHPでコーディングされたExploitコードを組み込んだものまで報告されており、おちおち画像も表示出来ない。

参照URL
http://isc.sans.org/diary.html?storyid=2997

 では、これらの攻撃の脅威を緩和するためには、どうしたら良いのだろうか。考えるポイントは、個人と組織の防御の2点がある…

【執筆:二根 太】


──
(この記事には続きがあります。続きはScan本誌をご覧ください)
http://www.ns-research.jp/cgi-bin/ct/p.cgi?m-sc_netsec

《ScanNetSecurity》

PageTop

アクセスランキング

  1. 来るべきその日に備え、何からどう手を付ける? PQC に備えた現実的な一歩とは ~ JPAAWG 8th General Meeting レポート #01

    来るべきその日に備え、何からどう手を付ける? PQC に備えた現実的な一歩とは ~ JPAAWG 8th General Meeting レポート #01

  2. 社内システム不当操作 送配電事業者の従業員が電気を約 9 年間不正使用

    社内システム不当操作 送配電事業者の従業員が電気を約 9 年間不正使用

  3. 不審な通信ログ検知し発覚 ~ 日本ビジネスシステムズに不正アクセス

    不審な通信ログ検知し発覚 ~ 日本ビジネスシステムズに不正アクセス

  4. 新サーバ移行中にファイアウォール機能が有効化されていなかったことが原因 ~ ソウェルクラブの会員管理システムに不正アクセス

    新サーバ移行中にファイアウォール機能が有効化されていなかったことが原因 ~ ソウェルクラブの会員管理システムに不正アクセス

  5. CMS にパスワード総当たり攻撃 ~ 三英 公式サイトに不正アクセス

    CMS にパスワード総当たり攻撃 ~ 三英 公式サイトに不正アクセス

ランキングをもっと見る
PageTop