トレンドマイクロ、ウイルス感染被害マンスリーレポートを発表
トレンドマイクロ株式会社は11月6日、2007年10月のウイルス感染被害マンスリーレポートを発表した。発表によると、10月のウイルス感染被害の総報告数は4,950件と先月(4,765件)より微増した。上位10種の感染報告数の合計は187件であり、総報告数の3.8%と過去最低を記録
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同社によると、10月には、PDFファイル閲覧ソフト「Adobe Reader」「Adobe Acrobat」の脆弱性を悪用する攻撃が確認された。「EXPL_PIDIEF」が仕込まれたPDFファイルを開くと、ユーザが気づかないうちに不正なWebサイトへ接続させ、他の不正プログラムをダウンロードさせる「Webからの脅威」であった。このPDFファイルは請求書や納品書を騙ったファイル名が命名されており、従来からのソーシャルエンジニアリングとWebを悪用する手法を組み合わせているのが特徴となっている。このほか、8位に入った「BKDR_AGENT」の亜種に、侵入したコンピュータの言語設定に応じて異なる活動を行うトロイの木馬が確認されている。言語設定が日本もしくはインドネシアの場合、システムを改変しOSを起動不能にするため、特定の国や地域を狙った「ターゲット攻撃」の一例としている。
トレンドマイクロ:ウイルス感染被害レポート - 2007年10月度
http://jp.trendmicro.com/jp/
《ScanNetSecurity》