分散型機密データ保管システムのWindows Server 2003対応版を発売(大日本印刷) | ScanNetSecurity
2025.10.04(土)

分散型機密データ保管システムのWindows Server 2003対応版を発売(大日本印刷)

大日本印刷株式会社(DNP)は2月28日、機密データを暗号化し、複数のサーバに分散して保管するハイセキュリティなデータ保管システム「TranC'ertDNA(トランザートディエヌエー)」のWindows Server 2003対応版を4月18日より販売開始すると発表した。2004年3月に開発した

製品・サービス・業界動向 新製品・新サービス
大日本印刷株式会社(DNP)は2月28日、機密データを暗号化し、複数のサーバに分散して保管するハイセキュリティなデータ保管システム「TranC'ertDNA(トランザートディエヌエー)」のWindows Server 2003対応版を4月18日より販売開始すると発表した。2004年3月に開発したPC版の機能を活かし、サーバ用として開発した。

TranC'ertDNAは、1つのファイルを複数のファイルに分割し、それぞれを異なる鍵で暗号化した後、異なる複数のサーバに保存するデータ保管システム。ファイルを暗号化し、複数サーバに分散して保管するため、1台のサーバからデータが漏洩しても、元のファイルを復元することはできない。一方で、1台のサーバが災害やトラブルに見舞われた場合でも、残る2台のサーバが健在であればファイルを復元することができるため、安全で堅牢なデータ管理システムの構築が可能。

加えて、利用者には暗号化され分散されたデータを復元するために必要な情報が格納されたICカードを配布し、利用時にパスワードを入力させるため、保管サーバや各データへのアクセス権限を、ICカード単位で管理することが可能。これにより、高セキュリティな運用・管理を実現できる。同社では、機密性の高いデータを扱う金融機関や研究開発部門を中心に販促を行い、2011年までに4億円の売上を見込んでいる。

http://www.dnp.co.jp/jis/news/2008/080228.html

《ScanNetSecurity》

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. ガートナー、2025 年版の日本におけるセキュリティのハイプ・サイクル発表

    ガートナー、2025 年版の日本におけるセキュリティのハイプ・サイクル発表

  2. 諭旨解雇処分 ~ 電気通信大学 准教授 共同研究先の企業に秘密を漏えい

    諭旨解雇処分 ~ 電気通信大学 准教授 共同研究先の企業に秘密を漏えい

  3. 日本語2バイト文字の防壁が消失 日本プルーフポイント 増田幸美が考える「最も狙われる日本に必要な守りの再定義」

    日本語2バイト文字の防壁が消失 日本プルーフポイント 増田幸美が考える「最も狙われる日本に必要な守りの再定義」PR

  4. 未知の脆弱性を 15 個発見 ~ GMO Flatt Security の RyotaK 氏「Meta Bug Bounty Researcher Conference 2025」で世界 1 位

    未知の脆弱性を 15 個発見 ~ GMO Flatt Security の RyotaK 氏「Meta Bug Bounty Researcher Conference 2025」で世界 1 位

  5. 業務目的外でパソコンを利用中に詐欺サイトに接続 ~ 委託事業者パソナの従業員

    業務目的外でパソコンを利用中に詐欺サイトに接続 ~ 委託事業者パソナの従業員

ランキングをもっと見る
PageTop