2月の月間マルウェアランキングを発表、第3位に新顔ワームがランクイン(キヤノンITソリューションズ) | ScanNetSecurity
2025.12.25(木)

2月の月間マルウェアランキングを発表、第3位に新顔ワームがランクイン(キヤノンITソリューションズ)

 キヤノンITソリューションズ株式会社は3月12日、2009年2月の月間マルウェアランキングを発表した。このランキングは、ESET社のマルウェアレポーティングシステム「ThreatSense.Net」を使用して集計したもの。

製品・サービス・業界動向 業界動向
 キヤノンITソリューションズ株式会社は3月12日、2009年2月の月間マルウェアランキングを発表した。このランキングは、ESET社のマルウェアレポーティングシステム「ThreatSense.Net」を使用して集計したもの。

 2月の第1位は、キーロガー機能を備え、オンラインゲームのユーザーIDに関する情報を収集・送信する「Win32/PSW.OnLineGames」で、全体の約7.33%を占めている。2位は先月1位だったWindowsのAutorun機能を悪用する「INF/Autorun」で全体の約6.44%。3位には、共有フォルダとリムーバブルメディアを介して感染を広げる新顔のワーム「Win32/Conficker.AA」がランクインした。このワーム、先月はランク外だったにもかかわらず、今回、約5.38%を占めていきなり3位に登場。これからみて、短期間で急速に感染が広がったと思われる。

 また10位以内でも、感染先PCに複数のアドウェアコンポーネントをインストールすることが確認されている「Win32/TrojanDownloader.Swizzor」(約2.07%)が前回36位から6位に、アジア地域のPCを標的にしたアドウェア「Win32/Adware.TencentAd」(約1.60%)が前回73位から8位に急上昇している。後者は、Webサイトを閲覧した際に、ユーザーの許可なしに自動的にプログラムをダウンロードする「ドライブバイダウンロード」と呼ばれる手法でインストールされることが多いそうなので、ブラウザの警告を無視したり、不用意にセキュリティレベルを落とすことがないように注意したい。

http://canon-its.jp/product/eset/topics/malware0902.html

《ScanNetSecurity》

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. ネットワーク機器を経由してサーバに侵入 埼玉県商工会連合会にランサムウェア攻撃

    ネットワーク機器を経由してサーバに侵入 埼玉県商工会連合会にランサムウェア攻撃

  2. 元アクセンチュア幹部、米陸軍クラウドの安全基準達成を偽装し監査をあざむく

    元アクセンチュア幹部、米陸軍クラウドの安全基準達成を偽装し監査をあざむく

  3. 給与計算クラウドをネタにメール訓練実施 → サービス元がフィッシング注意喚起を発令

    給与計算クラウドをネタにメール訓練実施 → サービス元がフィッシング注意喚起を発令

  4. バンダイチャンネルへの不正アクセス、最大 136.6 万件の会員情報漏えいの可能性

    バンダイチャンネルへの不正アクセス、最大 136.6 万件の会員情報漏えいの可能性

  5. ハウステンボスへの不正アクセス、サーバ内のファイルの一部が暗号化

    ハウステンボスへの不正アクセス、サーバ内のファイルの一部が暗号化

ランキングをもっと見る
PageTop