2009年上半期の感染被害は「MAL_OTORUN」が最多に(トレンドマイクロ)
トレンドマイクロ株式会社は7月6日、2009年度上半期のインターネット脅威レポートおよび2009年6月度のインターネット脅威マンスリーレポートを発表した。発表によると、2009年上半期の日本国内における不正プログラム感染被害報告数は28,628件と、昨年上半期の14,878件
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2009年6月の脅威傾向では、不正プログラム感染被害の総報告数は4,781件で、5月の4,496件から増加した。また6月は、Microsoft Outlookの再設定の案内に偽装したスパムメールが確認された。メール本文は、「Outlookにメールを受信しているがメールを閲覧するためにはOutlookの再設定が必要である」という内容で、添付された不正プログラムをユーザに実行させるケースと本文中の不正なURLにアクセスさせるケースが確認されている。感染するとさらに別の不正プログラムをダウンロードし、オンラインバンキングのID・パスワードを盗み取ろうとする。スパムメールによるウイルス感染の手口は、先月にも新型インフルエンザの情報に偽装したメールが確認されていまる。ランキングの1位は「MAL_OTORUN」(412件)、2位は「TROJ_SEEKWEL」(114件)、3位は「BKDR_AGENT」(106件)、4位は「WORM_DOWNAD」(102件)、5位は「TSPY_ONLINEG」(48件)となっている。
http://jp.trendmicro.com/jp/threat/security_news/monthlyreport/article/20090706033829.html
《ScanNetSecurity》