インターネット治安情勢の平成21年度第2四半期レポートを公表(警察庁)
警察庁は11月18日、インターネット治安情勢を更新し、平成21年度(2009年度)第2四半期(7〜9月)のレポートを同庁のセキュリティポータルサイト「@police」上で公開した。
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今期は、冒頭で、米国や韓国の主要官庁などのWebサイトが大規模なサイバー攻撃を受けた事例を紹介。同庁でも、韓国のWebサイトが大規模な攻撃を受けたとされる時間に、韓国の特定のサイトから、攻撃の影響とみられるパケットを観測したことを報告している。また、一時、沈静化したと思われたConfickerワームが再び活発化し、世界各国で感染拡大が続いていることをアクセスデータから示し、警告を怠らないよう注意喚起をしている。
今期における、定点観測センサーに対する総アクセス件数は、一日・1IP当たり397.3件(前期比+8.4件、+2.2%)、シグネチャを用いた不正侵入などの検知件数は、一日・1IP当たり11.4件(前期比−10.5件、−48.0%)だった。今期における宛先ポート上位5ポートは、445/TCP、135/TCP、ICMP Echo Request(8/ICMP)、1433/TCP及び2967/TCPの順。445/TCPは、Confickerワームが感染活動に用いると考えられるポートである。
http://www.cyberpolice.go.jp/detect/pdf/20091118.pdf
《ScanNetSecurity》