Langley のサイバーノーガード日記 究極のおとり捜査? ウイルスで児童ポルノをダウンロードさせて逮捕!
我が国でも児童ポルノ規制が厳しくなりそうである。児童買春・児童ポルノ禁止法案改正案が通常国会で成立しそうだという噂がある。
特集
特集
この法案には、単純所持も罪になるなどの問題がある。よく言われることだが、宮沢りえの写真集「Santa Fe」を持っているだけで逮捕されるわけである。二次元も対象になるということであるから、アニメキャラの抱き枕を持っている人も捕まってしまう。麻薬なみのきつさだ。しかも二次元も対象になる。
同人用語の基礎知識
児童ポルノ法案/ 児ポ法 児童買春・児童ポルノ処罰法
http://www.paradisearmy.com/doujin/pasok3e.htm
保坂展人のどこどこ日記
議論なしで「児童ポルノ法改正」を急ぐべきではない
http://blog.goo.ne.jp/hosakanobuto/e/9569a418e9fe92a7e2ca439d5c4688e7
保坂展人のどこどこ日記
児童ポルノ禁止法、水面下の動きが加速
http://blog.goo.ne.jp/hosakanobuto/e/3477ff285a653fb94e81d2f72794c285
とはいえ、家族に該当する年齢の子供がいることもある。その子の写真を撮ると、場合によっては逮捕されてしまうことになる。どういう場合かというと、法律運用者が「自己の性的目的を満たす目的」で写真を撮って保持してしたと判断すればそうなってしまう。家族でそんなことはないと思うかもしれないが、家庭内での性的虐待だってあるのである。そのような場合には適用されるだろう。同じ家族でも適用されるケースがあるということは、他人ならなおさらである。親戚からの暑中見舞いで子供が水着の写真なんかが届いたら即座に焼き捨てないと危ない。
さらに極論するとスパムメールに児童ポルノ写真が添付されていたら、受け取った側も罰せられてしまう可能性だってある。ついでに言うと、同居の家族が児童ポルノを所持していた場合、家族全員を検挙することも可能だ。
こんな感じで法案は、適用範囲を運用者側で柔軟に広げることが可能になっている。極論すると、誰でも逮捕できる法律と言っても過言ではないだろう。
Man Gets Virus Virus Gets Child Porn Man Almost Gets Jail
http://thenextweb.com/2009/11/12/man-virus-virus-child-porn-man-jail/
これだけ幅広く誰でも逮捕できる法律だと、運用にもいろんなバリエーションがある。
大量に検挙したいと思ったら、児童ポルノを収集するウイルスでばらまいて感染者を片端から逮捕するという手もある。最近ちょっと景気悪い、事業仕分けで予算減らされたと思ったら、ウイルスばらまいて大量検挙して罰金を取り立てればいい。なんて楽なんだ。道路を勝手に駐車場にして駐車料金を取り立てるよりもはるかに効率がいい。
最近では児童ポルノそのものではなくURLを掲載しただけでも逮捕される。ブログやツイッターに勝手に書き込むウイルスが出てくるとやっかいだ。捕まりかねない。
児童ポルノサイトへのアドレスの掲載で逮捕
http://news.livedoor.com/article/detail/4240457/
しかも児童ポルノ禁止法案で逮捕というのは、ダメージが大きい。仮に不起訴あるいは起訴されて無罪となったとしても、社会的信用は失墜するだろう。今回の児童買春・児童ポルノ禁止法案改正案が成立すると、検察は誰でも一撃で社会的に抹殺できる必殺技を持つことになる。
しかし自己防衛策はある。
熟女好みを公言し、実際にそのような行動を日頃していればいいのである。間違っても若い女の子のいる店に行ったり、デートするようなことをしてはいけない。キャバクラなどもってのほか、行くなら熟女揃いのスナックだ。レンタルビデオでも熟女もののAVを借りまくっておかねばならない。
最近、熟女好きを公言するタレントが急増しているのは、そのせいもあるではないだろか。だって熟女好きを公言しながら、実際に結婚する相手は熟女ではない。熟女好きのトップランナーロバート山本の妻は、彼よりも年下なのだ。カモフラージュとしか思えない。
芸能人は、概して若い女が好きである。過去に遡れば、東国原知事、極楽とんぼ山本などなど少女好きは枚挙にいとまがない。
これからは熟女が熱い。
【執筆:Prisoner Langley】
執筆者略歴:
民間研究者として、さまざまな角度から、セキュリティ事象を調査研究、BUGTRAQへの投稿などを行う。2004年に発生した、コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)のセキュリティ事件の際、セキュリティ対策のひとつとして「サイバーノーガード戦法」を提唱。
4コママンガを描くこともある。執筆依頼はSCAN編集部まで
【関連記事】
Langley のサイバーノーガード日記 サイバーセキュリティとおとり捜査(1)
https://www.netsecurity.ne.jp/3_14265.html
Langley のサイバーノーガード日記 サイバーセキュリティとおとり捜査(2)
https://www.netsecurity.ne.jp/3_14309.html
Langley のサイバーノーガード日記 サイバーセキュリティとおとり捜査(3)
https://www.netsecurity.ne.jp/3_14382.html
Langley のサイバーノーガード日記 サイバーセキュリティとおとり捜査(4)
https://www.netsecurity.ne.jp/3_14417.html
【関連リンク】
セキュリティコラムばかり書いているLANGLEYのブログ
http://netsecurity.blog77.fc2.com/
《ScanNetSecurity》