情報管理のあり方の原点を見つめ直した「八策(案)」を公開、意見を募集(ラック)
株式会社ラックは11月17日、「情報管理 八策(案)」をまとめ、発表した。これは、同社が情報セキュリティのプロフェッショナルとして、従来からいわれている情報管理のあり方の原点を見つめ直し、まとめたもの。また同時に意見公募を行い、忌憚のない意見を受け付ける。
製品・サービス・業界動向
業界動向
1:情報セキュリティの一環である情報管理は、情報の「適切な利用と活用が目的」であり、組織や個人を守り社会に貢献するものである事。
2:情報は、その機密度や配布先、閲覧可能場所などは最初に決定すべきであり、途中で変更することは出来ないという心構えで望む事。
3:電子化された情報に接する全ての者は、その特徴や取扱い作法について常に最新の知識を取得し、取り扱うリスクを知っておく事。
4:情報は、欠陥や権限保持者の犯罪や詐欺などにより100%の安全を担保できるものではないことを知り、常に事故が発生した場合の備えをしておく事。
5:事故における、原因究明を行う解析技術の高度化、その解析結果の取り扱いに関する世間の意識レベルの向上をはかり、世界に通用するものとする事。
6:様々な電子機器により生活や働き方が大きく変化している中、全ての組織は情報が私的環境と公的環境を区別なく行き来することを前提として管理策を練る事。
7:全ての組織は、100%を求めず、必要に応じた電子的な情報管理対策を行う事。
8:事故を起こした者への社会的評価、内部告発者への評価など、世情により刻々として変化していく情報管理の有りようを考慮し各々の組織の実情にあわせ公正妥当な管理策を制定する事。
http://www.lac.co.jp/news/news20101117.html
《ScanNetSecurity》