Google Chromeに複数のメモリ破損の脆弱性、ユーザはアップデートを(JVN)
独立行政法人 情報処理推進機構セキュリティセンター(IPA/ISEC)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は1月14日、Googleが提供するWebブラウザ「Google Chrome」に複数の脆弱性が確認されたと「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表
脆弱性と脅威
セキュリティホール・脆弱性
Google Chrome 8.0.552.237 より前のバージョンには、PDF表示コンポーネントにおけるスタックの破損、Vorbisデコーダにおける2つのメモリ破損、ビデオフレームのサイズエラーに起因する不正なメモリアクセスなど複数のメモリ破損の脆弱性が存在する。この問題が悪用されると、細工されたHTMLドキュメントやPDFファイル、ビデオファイルを閲覧することでDoS攻撃を受けたり、任意のコードを実行される可能性がある。Googleでは、これらの脆弱性を解消した最新版を公開しており、該当ユーザはアップデートするよう呼びかけている。
(吉澤亨史)
http://jvn.jp/cert/JVNVU258423/
《ScanNetSecurity》