「Flash Playerのauthplay.dllの脆弱性」検証レポートを発表(NTTデータ・セキュリティ)
NTTデータ・セキュリティ株式会社は3月29日、Adobe Flash Playerのauthplay.dllの脆弱性(CVE-2011-0609)に関する検証レポートを公開した。この脆弱性により、細工されたWebページの閲覧などで、ローカルユーザと同じ権限が奪取される危険性がある。また、本脆弱性を悪
脆弱性と脅威
セキュリティホール・脆弱性
同社では、Windows XP SP3およびInternet Explorer 7、Flash Player 10.1.102.64を検証ターゲットシステムとして、この脆弱性の再現性を検証した。検証は、ターゲットシステムに細工したWebコンテンツをダウンロードさせることで任意のコードを実行させるというもの。今回の検証に用いたコードは、ターゲットシステム上から特定のサーバ、ポートへコネクションを確立させるよう誘導し、システムの制御を奪取するものとした。この結果、誘導先のコンピュータ(Debian)のコンソール上にターゲットシステム(Windows XP)のプロンプトが表示されたことから、ターゲットシステムの制御の奪取に成功したことが検証された。
(吉澤亨史)
http://www.nttdata-sec.co.jp/article/vulner.html
《ScanNetSecurity》