Spambotの活動停止、支払端末に感染するトロイの木馬など--3月レポート(Dr.WEB) | ScanNetSecurity
2025.12.09(火)

Spambotの活動停止、支払端末に感染するトロイの木馬など--3月レポート(Dr.WEB)

株式会社Doctor Web Pacific(Dr.WEB)は4月8日、「2011年3月のウイルス脅威」をまとめ、発表した。この3月は情報セキュリティの分野で多くのことが起こった月としている。そのひとつとして、3月17日に最大のスパムジェネレータである「Trojan.Spambot」ボットネットが活

脆弱性と脅威 脅威動向
株式会社Doctor Web Pacific(Dr.WEB)は4月8日、「2011年3月のウイルス脅威」をまとめ、発表した。この3月は情報セキュリティの分野で多くのことが起こった月としている。そのひとつとして、3月17日に最大のスパムジェネレータである「Trojan.Spambot」ボットネットが活動を停止したことを挙げている。ボットネットの26の指令センターが停止し、何十万ものボットがそれらをコントロールするものを失い、冬眠状態に入った。Trojan.Spambotによるスパムトラフィックの合計は1日数十億にも及んだが、撲滅にはアメリカの権威機関と連携してMicrosoftが大きな役割を果たしたと言われている。

また、支払い端末を感染させる「Trojan.PWS.OSMP」の新しい亜種を発表したことも挙げている。このトロイの木馬は支払いを受け取る人物のアカウントナンバーを変更し、最新の亜種では犯人が仮想端末を作ることもできるという。このほか、新たに見つかったAdobe製品のクリティカルな脆弱性(CVE-2011-0609)、LiveJournalとFacebookに対して個人情報を盗み出そうとする攻撃が行われたこと、日本で起きた災害の後その内容を掲載したスパムメッセージの波があったことを挙げている。
(吉澤亨史)

http://news.drweb.co.jp/show/?i=400&lng=ja&c=2

《ScanNetSecurity》

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. バッファロー製 Wi-Fiルータ「WSR-1800AX4シリーズ」に強度が不十分なパスワードハッシュの使用の脆弱性

    バッファロー製 Wi-Fiルータ「WSR-1800AX4シリーズ」に強度が不十分なパスワードハッシュの使用の脆弱性

  2. 卒業研究で未知の脆弱性を発見 ~ 高知高専の学生が発見したWi-Fiルータの脆弱性 JVNで公開

    卒業研究で未知の脆弱性を発見 ~ 高知高専の学生が発見したWi-Fiルータの脆弱性 JVNで公開

  3. 伊予銀行の再委託先で使用していたローレルバンクマシン提供のクラウドサービスに身代金要求を伴う不正アクセス

    伊予銀行の再委託先で使用していたローレルバンクマシン提供のクラウドサービスに身代金要求を伴う不正アクセス

  4. 期限警告 金銭未払 情報漏えい ~ 迷惑メール「HEUR:Hoax.Script.Scaremail」が受信者を脅しそして煽る 5 つのパターン

    期限警告 金銭未払 情報漏えい ~ 迷惑メール「HEUR:Hoax.Script.Scaremail」が受信者を脅しそして煽る 5 つのパターン

  5. FortiGate の SSL-VPN 廃止受けた設定最適化サービス

    FortiGate の SSL-VPN 廃止受けた設定最適化サービス

ランキングをもっと見る
PageTop