2011年第1四半期の届出、Webサイト脆弱性はXSSが76%--IPA四半期レポート(IPA/ISEC) | ScanNetSecurity
2024.05.06(月)

2011年第1四半期の届出、Webサイト脆弱性はXSSが76%--IPA四半期レポート(IPA/ISEC)

独立行政法人情報処理推進機構セキュリティセンター(IPA/ISEC)は4月20日、2011年第1四半期におけるソフトウェア等の脆弱性関連情報に関する届出状況を発表した。これによると、同四半期のIPAへの脆弱性関連情報の届出件数は、ソフトウェア製品に関するもの19件、Webア

脆弱性と脅威 脅威動向
独立行政法人情報処理推進機構セキュリティセンター(IPA/ISEC)は4月20日、2011年第1四半期におけるソフトウェア等の脆弱性関連情報に関する届出状況を発表した。これによると、同四半期のIPAへの脆弱性関連情報の届出件数は、ソフトウェア製品に関するもの19件、Webアプリケーション(Webサイト)に関するもの68件の合計87件であった。届出受付開始(2004年7月8日)からの累計は、ソフトウェア製品に関するもの1,164件、Webサイトに関するもの5,406件の合計6,570件となっており、Webサイトに関する届出が全体の82%を占めている。

脆弱性関連情報19件のうち、不受理を除いた17件の製品種類の内訳は「アプリケーション開発・実行環境」が最も多く、「Webアプリケーション」が続いた。この2種類だけで全体の半分を超える。となっを、脆弱性の脅威の内訳は「サービス不能」「任意のスクリプト実行」「任意のコード実行」が多く届出されており、これらの届出で全体の8割強を占めた。また、Webサイトの脆弱性関連情報68件の運営主体の内訳は「企業」が全体の75%を占めており、脆弱性の種類の内訳は「クロスサイトスクリプティング(76%)」が最も多く、「SQLインジェクション」「セッション管理の不備」と続いた。
(吉澤亨史)

http://www.ipa.go.jp/security/vuln/report/vuln2011q1.html

《ScanNetSecurity》

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

    ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

  2. クラウド労務管理「WelcomeHR」の個人データ閲覧可能な状態に、契約終了後も個人情報保存

    クラウド労務管理「WelcomeHR」の個人データ閲覧可能な状態に、契約終了後も個人情報保存

  3. モリサワ他と損害賠償金4,500万円支払で調停成立~フォント不正コピーの印刷会社

    モリサワ他と損害賠償金4,500万円支払で調停成立~フォント不正コピーの印刷会社

  4. 山田製作所にランサムウェア攻撃、「LockBit」が展開され複数のサーバのデータが暗号化

    山田製作所にランサムウェア攻撃、「LockBit」が展開され複数のサーバのデータが暗号化

  5. 今日もどこかで情報漏えい 第23回「2024年3月の情報漏えい」なめるなという決意 ここまでやるという矜恃

    今日もどこかで情報漏えい 第23回「2024年3月の情報漏えい」なめるなという決意 ここまでやるという矜恃

  6. 信和へのランサムウェア攻撃で窃取された情報、ロックビット摘発を受けてリークサイトが閉鎖

    信和へのランサムウェア攻撃で窃取された情報、ロックビット摘発を受けてリークサイトが閉鎖

  7. サイバーセキュリティ版「天国と地獄」~ サプライヤーへサイバー攻撃、身代金支払いを本体へ請求

    サイバーセキュリティ版「天国と地獄」~ サプライヤーへサイバー攻撃、身代金支払いを本体へ請求

  8. 「シャドーアクセスとは?」CSAJ が定義と課題をまとめた日本語翻訳資料公開

    「シャドーアクセスとは?」CSAJ が定義と課題をまとめた日本語翻訳資料公開

  9. PlayStation公式になりすましたアカウントに注意喚起、個人情報要求DMも

    PlayStation公式になりすましたアカウントに注意喚起、個人情報要求DMも

  10. インターネット専用宝くじで当選本数の登録誤り、1 等 200 万円 10 本が 200 本に

    インターネット専用宝くじで当選本数の登録誤り、1 等 200 万円 10 本が 200 本に

ランキングをもっと見る