クラウドプロバイダの7割が「セキュリティは主にユーザの責任」(CA Technologies) | ScanNetSecurity
2025.12.08(月)

クラウドプロバイダの7割が「セキュリティは主にユーザの責任」(CA Technologies)

米CA TechnologiesとPonemon Instituteは、クラウドのセキュリティに関する意識調査「Security of Cloud Computing Providers」の結果をまとめ、発表した。本調査は、プライバシー、データ保護、情報セキュリティポリシーに特化した独立系調査会社であるPonemon Institu

調査・レポート・白書・ガイドライン 調査・ホワイトペーパー
米CA TechnologiesとPonemon Instituteは、クラウドのセキュリティに関する意識調査「Security of Cloud Computing Providers」の結果をまとめ、発表した。本調査は、プライバシー、データ保護、情報セキュリティポリシーに特化した独立系調査会社であるPonemon Instituteが米国のクラウドサービス・プロバイダ103社と欧州6か国の24社の合計127社に対して実施したもの。クラウドのセキュリティに関して、クラウドプロバイダとユーザは異なる認識を持っていることが明らかになったという。

調査結果によると、クラウドプロバイダはコスト効率と導入までのスピードに重点を置いており、これはクラウドコンピューティングへの移行を考慮する際の動機と同じであった。クラウドプロバイダの79%が、セキュリティや制御関連にITリソースの10%またはそれ以下しか割り当てておらず、「セキュリティが最優先だと思うか」という質問に対して「非常にそう思う」「そう思う」と答えたのが全回答者の半分以下であった結果と呼応している。また、クラウドプロバイダの69%が「セキュリティは主にクラウドユーザの責任である」と考えているのと対照的に、クラウドユーザ側でそのように考えているのは35%であった。
(吉澤亨史)

http://www.ca.com/jp/news/Press-Releases/apac/2011/jp-20110516-security-ponemon.aspx

《ScanNetSecurity》

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 期限警告 金銭未払 情報漏えい ~ 迷惑メール「HEUR:Hoax.Script.Scaremail」が受信者を脅しそして煽る 5 つのパターン

    期限警告 金銭未払 情報漏えい ~ 迷惑メール「HEUR:Hoax.Script.Scaremail」が受信者を脅しそして煽る 5 つのパターン

  2. 良知経営に不正アクセス、企業情報及び個人情報が流出した可能性

    良知経営に不正アクセス、企業情報及び個人情報が流出した可能性

  3. 191.4万件の個人情報が漏えいした可能性 ~ アサヒグループホールディングスへのランサムウェア攻撃

    191.4万件の個人情報が漏えいした可能性 ~ アサヒグループホールディングスへのランサムウェア攻撃

  4. 伊予銀行の再委託先で使用していたローレルバンクマシン提供のクラウドサービスに身代金要求を伴う不正アクセス

    伊予銀行の再委託先で使用していたローレルバンクマシン提供のクラウドサービスに身代金要求を伴う不正アクセス

  5. バッファロー製 Wi-Fiルータ「WSR-1800AX4シリーズ」に強度が不十分なパスワードハッシュの使用の脆弱性

    バッファロー製 Wi-Fiルータ「WSR-1800AX4シリーズ」に強度が不十分なパスワードハッシュの使用の脆弱性

ランキングをもっと見る
PageTop