パスワードの使い回しをやめるなど適切な管理を--5月度ウイルス届出状況(IPA/ISEC) | ScanNetSecurity
2024.05.06(月)

パスワードの使い回しをやめるなど適切な管理を--5月度ウイルス届出状況(IPA/ISEC)

独立行政法人情報処理推進機構 セキュリティセンター(IPA/ISEC)は6月3日、2011年5月度の「コンピュータウイルス・不正アクセスの届出状況」を発表した。また、今年4月から5月にかけて1億件を超えるIDやパスワードを含むアカウント情報漏えい事件などが発生していること

脆弱性と脅威 脅威動向
独立行政法人情報処理推進機構 セキュリティセンター(IPA/ISEC)は6月3日、2011年5月度の「コンピュータウイルス・不正アクセスの届出状況」を発表した。また、今年4月から5月にかけて1億件を超えるIDやパスワードを含むアカウント情報漏えい事件などが発生していることから、オンラインサービスで利用するIDやパスワードは、それを悪用しようとしている者に常に狙われていることを意識し、特に「使い回し」を避けるなど適切に管理するよう呼びかけている。

5月のコンピュータウイルス届出状況では、ウイルス検出数は約2.3万個と、4月の約2.6万個から11.4%の減少となった。届出件数は1,049件となり、4月の1,138件から7.8%の減少となっている。コンピュータ不正アクセス届出状況では、5月の不正アクセス届出件数は7件で、そのうち6件に何らかの被害があった。相談件数は55件で、このうち14件が何らかの被害に遭っている。被害届出の内訳は、侵入4件、なりすまし2件であった。ウイルス・不正アクセス関連相談総件数は1,640件で、このうち「ワンクリック不正請求」に関する相談が519件(4月は455件)、「偽セキュリティソフト」に関する相談が3件(4月は6件)、Winnyに関連する相談が5件(4月は13件)、「情報詐取を目的として特定の組織に送られる不審なメール」に関する相談が8件(4月は1件)などとなっている。
(吉澤亨史)

http://www.ipa.go.jp/security/txt/2011/06outline.html

《ScanNetSecurity》

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

    ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

  2. モリサワ他と損害賠償金4,500万円支払で調停成立~フォント不正コピーの印刷会社

    モリサワ他と損害賠償金4,500万円支払で調停成立~フォント不正コピーの印刷会社

  3. クラウド労務管理「WelcomeHR」の個人データ閲覧可能な状態に、契約終了後も個人情報保存

    クラウド労務管理「WelcomeHR」の個人データ閲覧可能な状態に、契約終了後も個人情報保存

  4. 信和へのランサムウェア攻撃で窃取された情報、ロックビット摘発を受けてリークサイトが閉鎖

    信和へのランサムウェア攻撃で窃取された情報、ロックビット摘発を受けてリークサイトが閉鎖

  5. 山田製作所にランサムウェア攻撃、「LockBit」が展開され複数のサーバのデータが暗号化

    山田製作所にランサムウェア攻撃、「LockBit」が展開され複数のサーバのデータが暗号化

  6. 今日もどこかで情報漏えい 第23回「2024年3月の情報漏えい」なめるなという決意 ここまでやるという矜恃

    今日もどこかで情報漏えい 第23回「2024年3月の情報漏えい」なめるなという決意 ここまでやるという矜恃

  7. PlayStation公式になりすましたアカウントに注意喚起、個人情報要求DMも

    PlayStation公式になりすましたアカウントに注意喚起、個人情報要求DMも

  8. 「シャドーアクセスとは?」CSAJ が定義と課題をまとめた日本語翻訳資料公開

    「シャドーアクセスとは?」CSAJ が定義と課題をまとめた日本語翻訳資料公開

  9. インターネット専用宝くじで当選本数の登録誤り、1 等 200 万円 10 本が 200 本に

    インターネット専用宝くじで当選本数の登録誤り、1 等 200 万円 10 本が 200 本に

  10. サイバーセキュリティ版「天国と地獄」~ サプライヤーへサイバー攻撃、身代金支払いを本体へ請求

    サイバーセキュリティ版「天国と地獄」~ サプライヤーへサイバー攻撃、身代金支払いを本体へ請求

ランキングをもっと見る