RSA、RSA SecurIDユーザサポートに関する報道内容に対し訂正を公表(EMCジャパン) | ScanNetSecurity
2025.10.04(土)

RSA、RSA SecurIDユーザサポートに関する報道内容に対し訂正を公表(EMCジャパン)

EMCジャパン株式会社 RSA事業本部は6月8日、米国時間6月6日付で「Open Letter to RSA SecurID Customers」において公表した内容に関して、一部事実と異なる内容が日本国内で報道されているとして、事実と異なる部分を抜粋、訂正を公表した。まず「端末4,000万台交換へ」

インシデント・事故 インシデント・情報漏えい
EMCジャパン株式会社 RSA事業本部は6月8日、米国時間6月6日付で「Open Letter to RSA SecurID Customers」において公表した内容に関して、一部事実と異なる内容が日本国内で報道されているとして、事実と異なる部分を抜粋、訂正を公表した。まず「端末4,000万台交換へ」という報道に対し、すべてのRSA SecurIDを全数交換するということではなく、一部懸念しているユーザに対して交換プログラムを用意することとしている。また、「交換は原則無償だが、一部費用の負担を求める場合もある」に対し、費用については一切言及していない。さらに「米セキュリティ対策大手RSAセキュリティ」となっているが、現在の正式名称は、EMC Corporation のRSA,The Security Division of EMC(日本法人はEMCジャパン株式会社 RSA事業本部)であるとした。

また「Open Letter to RSA SecurID Customers」の翻訳版の要約も掲載している。これによると3月17日、EMC CorporationのRSA,The Security Division of EMC(RSA)は、情報システムに対する高度に洗練されたサイバー攻撃を受けた結果、RSA SecurID製品に関する情報が窃取されたことを公開した。同社は、速やかに「ベストプラクティス・ガイド」による推奨対策をユーザに案内し、業界を問わずすべてのユーザから肯定的なフィードバックを受け取った。また5月に発生した米ロッキード・マーチン社への広範なサイバー攻撃の一部に、同社から窃取された情報を利用した攻撃があったことを確認しているが、ロッキード・マーチン社はその攻撃は成功しなかったと述べており、RSA SecurIDテクノロジーに対する新しい脅威や脆弱性を利用したものではないことを明らかにしている。ただし、サイバー攻撃による情報漏えい事件が続いていることでユーザの不安が高まっていることも理解しており、今後もセキュリティ保護プログラムを拡大していくとしている。
(吉澤亨史)

http://japan.rsa.com

《ScanNetSecurity》

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 業務目的外でパソコンを利用中に詐欺サイトに接続 ~ 委託事業者パソナの従業員

    業務目的外でパソコンを利用中に詐欺サイトに接続 ~ 委託事業者パソナの従業員

  2. ガートナー、2025 年版の日本におけるセキュリティのハイプ・サイクル発表

    ガートナー、2025 年版の日本におけるセキュリティのハイプ・サイクル発表

  3. Microsoft が土壇場で譲歩 欧州 Windows 10 ユーザーだけに猶予措置

    Microsoft が土壇場で譲歩 欧州 Windows 10 ユーザーだけに猶予措置

  4. 諭旨解雇処分 ~ 電気通信大学 准教授 共同研究先の企業に秘密を漏えい

    諭旨解雇処分 ~ 電気通信大学 准教授 共同研究先の企業に秘密を漏えい

  5. 日本語2バイト文字の防壁が消失 日本プルーフポイント 増田幸美が考える「最も狙われる日本に必要な守りの再定義」

    日本語2バイト文字の防壁が消失 日本プルーフポイント 増田幸美が考える「最も狙われる日本に必要な守りの再定義」PR

ランキングをもっと見る
PageTop