フィッシングサイト報告、国内ブランドが4割の増加--JPCERT/CCレポート(JPCERT/CC) | ScanNetSecurity
2024.05.13(月)

フィッシングサイト報告、国内ブランドが4割の増加--JPCERT/CCレポート(JPCERT/CC)

一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は7月11日、2011年4月1日から6月30日までの四半期における「インシデント報告対応レポート」および「活動概要」を公開した。インシデント報告対応レポートによると、同四半期にJPCERT/CCが受け付けたインシ

脆弱性と脅威 脅威動向
一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は7月11日、2011年4月1日から6月30日までの四半期における「インシデント報告対応レポート」および「活動概要」を公開した。インシデント報告対応レポートによると、同四半期にJPCERT/CCが受け付けたインシデント報告件数は1,567件、各報告に含まれるインシデント件数は1,562件、サイト管理者などに対応を依頼した調整件数は654件となり、調整件数以外は前四半期より減少している。

インシデントの内訳は「スキャン」が958件で全体の61.3%を占め、「フィッシングサイト(325件)」「マルウェアサイト(121件)」「Webサイト改ざん(34件)」と続いた。フィッシングサイトの報告は、国内のブランドを装ったフィッシングサイトの件数が118件と、前四半期の84件から40%増加した。また、国外ブランドを装ったフィッシングサイトの件数は173件と、前四半期の247件から30%減少している。活動概要では、「攻撃者グループの活動への対応」「第23回FIRST Conference開催--山口理事が運営委員に」「制御システムセキュリティ評価ツール「SSAT」の提供開始」などをトピックに挙げている。
(吉澤亨史)

http://www.jpcert.or.jp/ir/report.html
http://www.jpcert.or.jp/pr/index.html

《ScanNetSecurity》

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 護衛艦いなづまの艦長、資格のない隊員を特定秘密取扱職員に指名し懲戒処分

    護衛艦いなづまの艦長、資格のない隊員を特定秘密取扱職員に指名し懲戒処分

  2. デジサートのEV証明書の記載フォーマットに誤り、再発行とサーバへの入れ替え呼びかけ

    デジサートのEV証明書の記載フォーマットに誤り、再発行とサーバへの入れ替え呼びかけ

  3. 東京電力エナジーパートナー、電力・ガス取引監視等委員会からの報告徴収に対する報告書提出

    東京電力エナジーパートナー、電力・ガス取引監視等委員会からの報告徴収に対する報告書提出

  4. ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

    ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

  5. 豊島のサーバにランサムウェア攻撃、復旧済みで業務に影響なし

    豊島のサーバにランサムウェア攻撃、復旧済みで業務に影響なし

  6. 新日本プロレスリングオフィシャルファンクラブ会員情報を保存した USB メモリ紛失

    新日本プロレスリングオフィシャルファンクラブ会員情報を保存した USB メモリ紛失

  7. AI とドローン利活用最悪事例 ~ 米保険会社 住宅空撮し保険契約 猛烈却下

    AI とドローン利活用最悪事例 ~ 米保険会社 住宅空撮し保険契約 猛烈却下

  8. テレビ宮崎グループ会社にランサムウェア攻撃、請求書発行システムを停止

    テレビ宮崎グループ会社にランサムウェア攻撃、請求書発行システムを停止

  9. 北 中華製AIを攻撃活用/北 DMARC不正利用/北 日本のアニメ制作関与か ほか [Scan PREMIUM Monthly Executive Summary 2024年4月度]

    北 中華製AIを攻撃活用/北 DMARC不正利用/北 日本のアニメ制作関与か ほか [Scan PREMIUM Monthly Executive Summary 2024年4月度]

  10. ホビー・キャラクター関連商品販売 アルジャーノンプロダクトのホームページで不正アクセスが原因の表示トラブル

    ホビー・キャラクター関連商品販売 アルジャーノンプロダクトのホームページで不正アクセスが原因の表示トラブル

ランキングをもっと見る