国内SaaS型メール総合セキュリティが高い伸び、80億円市場に(ITR) | ScanNetSecurity
2024.04.20(土)

国内SaaS型メール総合セキュリティが高い伸び、80億円市場に(ITR)

株式会社アイ・ティ・アール(ITR)は7月13日、エンドポイントセキュリティに関連する国内市場規模および動向を調査し、「ITR Market View:エンドポイント・セキュリティ市場2011」として発売したと発表した。本レポートでは、マルウェア対策、ディスク暗号化、メール統

調査・レポート・白書・ガイドライン 調査・ホワイトペーパー
株式会社アイ・ティ・アール(ITR)は7月13日、エンドポイントセキュリティに関連する国内市場規模および動向を調査し、「ITR Market View:エンドポイント・セキュリティ市場2011」として発売したと発表した。本レポートでは、マルウェア対策、ディスク暗号化、メール統合セキュリティ、Webメール、メール・フィルタリング、アンチスパム、メール・アーカイブ、メール誤送信防止、クライアントDLP(Data Loss Prevention:情報漏洩防止)の9分野のソフトウェア製品およびアプライアンス製品を対象としており、国内43ベンダの製品を網羅している。

国内SaaS型メール総合セキュリティ市場の調査結果では、2010年度の出荷金額は176億円、前年比9.5%増となった。提供形態別に見ると、パッケージとアプライアンスは微増だったのに対し、SaaS型は前年比21.0%増の高い伸びを示し、80億円となっている。これには、自社で導入・運用してきたメッセージング・セキュリティ・システムを、コスト削減のためにSaaSに移行する企業が増えていることが背景にある。2010年度のベンダシェアは、インターネットイニシアティブがサービスメニューの豊富さと信頼性の高さから19.4%の高いシェアを維持し、2番手はシマンテック(旧メッセージラボのサービス)が、3番手にはNTTPCコミュニケーションズが続いており、各社ともに2010年度は高い伸びを示している。
(吉澤亨史)

http://www.itr.co.jp/company_outline/press_release/110713PR/index.html/

《ScanNetSecurity》

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 東芝テックが利用するクラウドサービスに不正アクセス、取引先や従業員の個人情報が閲覧された可能性

    東芝テックが利用するクラウドサービスに不正アクセス、取引先や従業員の個人情報が閲覧された可能性

  2. Windows DNS の脆弱性情報が公開

    Windows DNS の脆弱性情報が公開

  3. バッファロー製無線 LAN ルータに複数の脆弱性

    バッファロー製無線 LAN ルータに複数の脆弱性

  4. 「引っかかるのは当たり前」が前提、フィッシングハンターが提案する対策のポイント ~ JPAAWG 6th General Meeting レポート

    「引っかかるのは当たり前」が前提、フィッシングハンターが提案する対策のポイント ~ JPAAWG 6th General Meeting レポート

  5. 転職先で営業活動に活用、プルデンシャル生命保険 元社員 顧客情報持ち出し

    転職先で営業活動に活用、プルデンシャル生命保険 元社員 顧客情報持ち出し

  6. プルーフポイント、マルウェア配布する YouTube チャンネル特定

    プルーフポイント、マルウェア配布する YouTube チャンネル特定

  7. セキュリティ対策は株価を上げるのか ~ 株主総利回り(TSR)の平均値は高い傾向

    セキュリティ対策は株価を上げるのか ~ 株主総利回り(TSR)の平均値は高い傾向

  8. 東京高速道路のメールアカウントを不正利用、大量のメールを送信

    東京高速道路のメールアカウントを不正利用、大量のメールを送信

  9. 山田製作所にランサムウェア攻撃、「LockBit」が展開され複数のサーバのデータが暗号化

    山田製作所にランサムウェア攻撃、「LockBit」が展開され複数のサーバのデータが暗号化

  10. フュートレックにランサムウェア攻撃、本番環境への侵入形跡は存在せず

    フュートレックにランサムウェア攻撃、本番環境への侵入形跡は存在せず

ランキングをもっと見る