工藤伸治のセキュリティ事件簿 シーズン3 「エリカとマギー」 第2回「復讐の幕開け」 | ScanNetSecurity
2026.02.05(木)

工藤伸治のセキュリティ事件簿 シーズン3 「エリカとマギー」 第2回「復讐の幕開け」

私はマギーと名乗ることにした。匿名でメールアドレスとTwitterのアカウントも取得した。Twitterから犯行声明を出してやる。たった今から個人情報を盗むことを「マギる」とみんなが呼ぶことになる。

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2011年08月

復讐は第2ステージに入った。

ここからが本番だ。エリカの間抜けなところをニュースにしてもらう。マスコミやネットで、バッシングしてもらうのだ。ちゃんとシナリオも考えてある。

私はマギーと名乗ることにした。匿名でメールアドレスとTwitterのアカウントも取得した。Twitterから犯行声明を出してやる。たった今から個人情報を盗むことを「マギる」とみんなが呼ぶことになる。

私はダウンロードした個人情報を東欧のサーバにアップした。無料のファイル共有サービス。ダウンロードのためのパスワードをTwitterでばらまいてやる。

もちろんTwitterでつぶやいてもフォロワーがいなければしょうがない。あらかじめネットニュースサイトやマスコミ関係者をフォローし、リフォローしてもらっておいた。仕事でやってる連中は、フォローされると無条件でリフォローしてくれるから楽だ。私のフォロワーは現在千人ちょっと。スタートには十分な数だ。明日が終わる頃には、十倍以上になっているだろう。

── これから、マギーがエリカをマギるよ。ってかもうマギった後なんだけどね。みんなの中に、PKPクラブの利用者はいないかな? エリカの間抜けな会員制オンラインゲームサービス。あっ、そういる。いるよね。

私は、用意してきた文章をTwitterで流し始めた。最初は誰も気づかない。見過ごしているんだろう。

── だって、このアカウントのフォロワーって、ネットニュースの人が多いから、取材のためにアカウントとっている人たくさんいると思うんだ。

── あんたの名前やID、メールアドレス、パスワード。サーバにうpしといたから。ウソだと思ったら、このURL叩いてご覧。ほら、自分の名前あるでしょ。「マギる」ってのは個人情報を盗んでさらすこと。ちょっと、いいだろ。

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《一田和樹》

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