RDP(3389/tcp)へのスキャンが急増、マルウェア「Morto」の可能性(日本IBM) | ScanNetSecurity
2025.11.18(火)

RDP(3389/tcp)へのスキャンが急増、マルウェア「Morto」の可能性(日本IBM)

日本アイ・ビー・エム株式会社(日本IBM)は8月31日、東京SOCにおいてリモートデスクトップ接続で利用する3389(TCP)番ポートの接続可否を確認しようとするスキャン活動を8月13日頃から多数検知していると発表した。8月24日にはそれまでの約50倍もの大量のスキャン通信

脆弱性と脅威 脅威動向
日本アイ・ビー・エム株式会社(日本IBM)は8月31日、東京SOCにおいてリモートデスクトップ接続で利用する3389(TCP)番ポートの接続可否を確認しようとするスキャン活動を8月13日頃から多数検知していると発表した。8月24日にはそれまでの約50倍もの大量のスキャン通信の検知が発生している。この大量検知は8月28日頃から収束傾向にあり、現在のところ通常時と変わらない検知数に落ち着いている。

スキャン通信の送信元は中国、アメリカ、ブラジルで、少数ながら日本(主にコンシューマネットワークから61アドレス)からの通信も検知している。一部のセキュリティベンダより、リモートデスクトップ接続を介して感染を試みるマルウェアの存在(Morto)が確認されており、このようなマルウェアによるスキャン活動が今回の急増の原因に考えられるとしている。同社では、リモートデスクトップ接続を利用している場合は、ネットワーク境界などでアクセス制御が行われていることを確認すること。また、ネットワーク内部から意図しない3389(TCP)番ポートへのアクセスが大量に発生していることがないかも合わせて確認することを勧めている。
(吉澤亨史)

https://www-304.ibm.com/connections/blogs/tokyo-soc/entry/port3398_scan_20110831?lang=ja

《ScanNetSecurity》

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. テインにランサムウェア攻撃、グループ各社にも影響

    テインにランサムウェア攻撃、グループ各社にも影響

  2. 公開サーバのファイルと同じ ~ サイバー攻撃グループ名乗る人物が「IIJ からソースコードを盗み出した」とファイルを添付し投稿

    公開サーバのファイルと同じ ~ サイバー攻撃グループ名乗る人物が「IIJ からソースコードを盗み出した」とファイルを添付し投稿

  3. 東証上場企業 クレジットカード情報流出 88 日後公表

    東証上場企業 クレジットカード情報流出 88 日後公表

  4. Blue Yonder社のシフト作成ツールへの不正アクセスで西友従業員の個人情報が漏えい

    Blue Yonder社のシフト作成ツールへの不正アクセスで西友従業員の個人情報が漏えい

  5. 攻撃者側のウェブサイトに社名と会社ロゴが掲載 ~ エネサンスホールディングスへのランサムウェア攻撃

    攻撃者側のウェブサイトに社名と会社ロゴが掲載 ~ エネサンスホールディングスへのランサムウェア攻撃

ランキングをもっと見る
PageTop