11月のウイルス・不正アクセス状況(IPA) | ScanNetSecurity
2026.05.23(土)

11月のウイルス・不正アクセス状況(IPA)

 情報処理推進機構(IPA)は4日、2011年11月のコンピュータウイルス・不正アクセスの届出状況、および「今月の呼びかけ」を取りまとめた文書を公開した。

脆弱性と脅威 脅威動向
11月のウイルス検出数とウイルス届出件数
11月のウイルス検出数とウイルス届出件数 全 3 枚 拡大写真
 情報処理推進機構(IPA)は4日、2011年11月のコンピュータウイルス・不正アクセスの届出状況、および「今月の呼びかけ」を取りまとめた文書を公開した。

 それによると、11月のウイルスの検出数は2万585個で、10月の2万409個から0.9%増加。11月の届出件数は1115件で、10月の795件から40.3%の増加となった。検出数1位はW32/Netskyで10425個 、2位がW32/MyDoomで6996個、3位がW32/Autorunで738個となった。11月は、パソコン内に裏口を仕掛けるBACKDOORといった不正プログラムが増加傾向となった。また、9月に大幅増だったRLTRAPは、11月前半に2日だけ多く検知された日があった。

 不正アクセス届出は7件であり、そのうち何らかの被害のあったものは5件。11月のウイルス・不正アクセス関連相談総件数は1420件。そのうち『ワンクリック不正請求』に関する相談が418件(10月:419件)となった。その他は、『偽セキュリティ対策ソフト』に関する相談が11件(10月:7件)、Winnyに関連する相談が35件(10月:12件)などとなった。

 またIPAでは今月の呼びかけ「『ぼくだけの ひみつのかぎさ パスワード』~インターネットサービスの不正利用がないか確認を~」として、不正利用の被害に遭わないよう、利用者側で行える確認や対策を行い、ID/パスワードを適切に管理することを呼びかけた。

 この呼びかけによると、2011年は多くの不正利用事件が発生したという。具体的には「大手インターネットサービスプロバイダーでの、第三者のなりすましによる、商品に交換できるポイントの盗難(5月)」「日本国内の大手・地方銀行のインターネットバンキングにおける不正利用(6月~7月)」「科学雑誌出版社のウェブサイトへの不正アクセスに起因した、個人情報・カード情報の漏えいと不正利用(8月)」「大手インターネットショッピングサービスでの大規模な不正利用(11月)」があったとしている。これらの原因には、ウイルス感染、フィッシング詐欺といった、攻撃によるものとともに、ID/パスワードの使い回しが挙げられている。

 IPAでは、ウイルス対策ソフト導入、最新版へのアップデートなどの基本的な対策とともに、普段あまり利用していないインターネットサービスについても、ログインが可能かを定期的に確認すること、今後利用しないと思われるサービスに関しては登録解除することなどを推奨している。

2011年は多くの不正利用事件が発生……11月のウイルス・不正アクセス状況[IPA]

《冨岡晶@RBB TODAY》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 経済産業省の審議官が感じた日本のサイバーセキュリティに抜けている二つのポイント

    経済産業省の審議官が感じた日本のサイバーセキュリティに抜けている二つのポイント

  2. アメリカ人「近所にデータセンターが建設されるくらいなら原子力発電所が建つ方がまだまし」世論調査結果

    アメリカ人「近所にデータセンターが建設されるくらいなら原子力発電所が建つ方がまだまし」世論調査結果

  3. Fortinet, Palo Alto, Cisco ~ 国産CNAPP「Cloudbase」がネットワーク機器の脆弱性可視化機能リリース

    Fortinet, Palo Alto, Cisco ~ 国産CNAPP「Cloudbase」がネットワーク機器の脆弱性可視化機能リリース

  4. イレブンラボ利用の Udemy Business で情報漏えい「10年以上維持してきたドメインの信頼を守るべく法的措置を含めた厳正な対応を検討」

    イレブンラボ利用の Udemy Business で情報漏えい「10年以上維持してきたドメインの信頼を守るべく法的措置を含めた厳正な対応を検討」

  5. ホクヨーにランサムウェア攻撃、システム障害発生するも現在は復旧

    ホクヨーにランサムウェア攻撃、システム障害発生するも現在は復旧

ランキングをもっと見る
PageTop