IE、最新版への自動アップデートを開始(マイクロソフト) | ScanNetSecurity
2025.11.19(水)

IE、最新版への自動アップデートを開始(マイクロソフト)

 米マイクロソフトは12月15日(現地時間)、IEをそのパソコンで使用可能な最新バージョンに自動的にアップグレードすると発表した。

製品・サービス・業界動向 新製品・新サービス
インターネットエクスプローラー
インターネットエクスプローラー 全 2 枚 拡大写真
 米マイクロソフトは12月15日(現地時間)、IEをそのパソコンで使用可能な最新バージョンに自動的にアップグレードすると発表した。

 自動アップデートができるのはWindows XP、Vista、Windows7で、オーストラリアとブラジルでは来年1月から、その他の国はその後で実施される。

 ブラウザを始めとするアプリケーションソフトの自動アップデートは今ではごく一般的なものだが、IEはWindowsアップデートによるバグフィックスのみ実施し、メジャーバージョンのアップは自動化していなかった。そのため古いバージョンを使い続けるユーザーが少なくなく、セキュリティ上の問題となっていた。

 マイクロソフトは、今回の決定はマルウェアなどへの感染リスクをできるだけ減らすために最新版を使うのが好ましいこと、将来的にHTML5をはじめとするウェブ標準規格を採用する上で、旧バージョンをそうした最新技術に対応させていくことが非生産的であるためとしている。

 IEはかつてのような独占状態ではないものの、依然として半数のシェアを持っている。このため今回のマイクロソフトの決定はインターネットのセキュリティを大きく改善するといえる。

マイクロソフトがIEの最新版への自動アップデートを開始すると発表

《山田 正昭@RBB TODAY》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 公開サーバのファイルと同じ ~ サイバー攻撃グループ名乗る人物が「IIJ からソースコードを盗み出した」とファイルを添付し投稿

    公開サーバのファイルと同じ ~ サイバー攻撃グループ名乗る人物が「IIJ からソースコードを盗み出した」とファイルを添付し投稿

  2. テインにランサムウェア攻撃、グループ各社にも影響

    テインにランサムウェア攻撃、グループ各社にも影響

  3. Blue Yonder社のシフト作成ツールへの不正アクセスで西友従業員の個人情報が漏えい

    Blue Yonder社のシフト作成ツールへの不正アクセスで西友従業員の個人情報が漏えい

  4. 東証上場企業 クレジットカード情報流出 88 日後公表

    東証上場企業 クレジットカード情報流出 88 日後公表

  5. 著作権者からの開示請求や損害賠償が多発 ~ ファイル共有ソフトの不適切利用に注意呼びかけ

    著作権者からの開示請求や損害賠償が多発 ~ ファイル共有ソフトの不適切利用に注意呼びかけ

ランキングをもっと見る
PageTop