AES-256で保護されたPDFマルウェアを確認、PDFの仕様の解釈方法を悪用(シマンテック) | ScanNetSecurity
2026.10.11(日)

AES-256で保護されたPDFマルウェアを確認、PDFの仕様の解釈方法を悪用(シマンテック)

シマンテックは、PDFマルウェアの亜種を確認したと同社ブログで発表した。

脆弱性と脅威 脅威動向
株式会社シマンテックは12月26日、PDFマルウェアの亜種を確認したと同社ブログで発表した。このマルウェアは、アドビがゼロデイ脆弱性を修正するため12月16日に公開した「APSB11-30:Windows 版 Adobe Reader 9.x および Acrobat 9.x に関するセキュリティアップデート」の脆弱性を利用して侵入先のコンピュータに「Backdoor.Sykipot」を投下するゼロデイ脆弱性攻撃の亜種。

この亜種は、PDFの仕様に固有で見られる暗号化手法を利用している。PDFマルウェアで使われている暗号化手法は、RC4からAESに変更されている。AESでは、暗号化キーの長さが128ビットと指定されているが、この亜種は暗号化手法としてAES-256を採用しており、キーの長さは256ビット。PDFでAES-256を使う暗号化手法の仕様は、ISO32000 版のPDF拡張仕様であり、アドビのWebサイトからPDF拡張文書ファイルをダウンロードすることができる。今回発見された亜種は、PDF仕様の解釈方法を利用して、ウイルス対策スキャナのPDFパーサをくぐり抜けるために細工されているという。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

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