オンラインストレージ大手のMegauploadがサービス停止、著作権侵害でFBIが捜査 | ScanNetSecurity
2025.10.26(日)

オンラインストレージ大手のMegauploadがサービス停止、著作権侵害でFBIが捜査

 米Megauploadは19日(現地時間)、サービスを停止した。また、同サイトの運営者は著作権侵害で起訴された。

国際 海外情報
起訴を伝える米司法省のリリース。
起訴を伝える米司法省のリリース。 全 2 枚 拡大写真
 米Megaupload(メガアップロード)は19日(現地時間)、サービスを停止した。また、同サイトの運営者は著作権侵害で起訴された。

 Megauploadはユーザーがファイルをアップロードして保存したり、他のユーザーに配布できるオンラインストレージサービスの大手。このようなサービスはファイルのバックアップや、メールに添付できない巨大ファイルの送付などに使用され、広く普及している。しかし、著作物の配布に利用される懸念は常に付きまとっていた。

 米司法省とFBIは同サイトが著作物の違法な配布により、1億7500万ドルを超える不正な利益を得ており、著作権者に合計50億ドルもの損害をもたらしているとしている。同サイトの収益は有料アカウントの会費や広告収入など。

 同サイトの運営者など7人が起訴され、資産やドメインの押収も行われた。起訴された7人はニュージーランドや香港、オランダ、カナダなど世界中に散らばっていたが、FBIは各国と連携した大掛かりな捜査を行った模様だ。

 米国では現在、著作権に関連したSOPA、PIPA法案に関連する騒動が起きており、起訴の前日の18日には、SOPA、PIPA法案に反対する大掛かりな抗議活動があったばかり。ネットでは今回の起訴をSOPA、PIPA法案と関連付ける意見が出ている。

《山田 正昭@RBB TODAY》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 大量に営業機密等を不正取得 ~ 不正競争防止法違反容疑でエレコム元従業員を刑事告訴

    大量に営業機密等を不正取得 ~ 不正競争防止法違反容疑でエレコム元従業員を刑事告訴

  2. 関与していた元社員とは未だ連絡取れず ~ 京都市内で保険申込書写し 計 632 枚拾得

    関与していた元社員とは未だ連絡取れず ~ 京都市内で保険申込書写し 計 632 枚拾得

  3. 「漏えい情報を復号できないため報告を要しない(個人情報保護委員会)」ランサムウェアの前に全データを暗号化するソリューションで保険代理店の顧客情報守られる

    「漏えい情報を復号できないため報告を要しない(個人情報保護委員会)」ランサムウェアの前に全データを暗号化するソリューションで保険代理店の顧客情報守られる

  4. アスクル Web サイトがランサムウェア感染、受注出荷業務が停止

    アスクル Web サイトがランサムウェア感染、受注出荷業務が停止

  5. 廃棄委託したノートパソコンが短時間ネット接続 ~ 監視ツールが検知

    廃棄委託したノートパソコンが短時間ネット接続 ~ 監視ツールが検知

ランキングをもっと見る
PageTop