Javaの既知の脆弱性を悪用する攻撃の増加を検知、対策を呼びかけ(日本IBM)
日本IBMは、東京SOCにおいてJavaの既知の脆弱性を悪用するドライブ・バイ・ダウンロード攻撃の増加を3月17日頃から確認しているとして、注意喚起を発表した。
脆弱性と脅威
脅威動向
この攻撃が行われる際は、同時にAdobe Readerの脆弱性やAdobe Flash Playerの脆弱性、Windows Mediaの脆弱性(MS12-004)などさまざまなアプリケーションの脆弱性に対して攻撃が行われる。また、攻撃が成功すると多くの場合、偽ウイルス対策ソフトがインストールされることを確認している。東京SOCでは、Javaを利用する場合は最新のバージョンにアップデートすることを推奨している。また、Javaを利用していないにもかかわらず、クライアントPCにインストールされている場合は、Javaの脆弱性を悪用されるリスクが高くなるだけであるため、アンインストールを検討するよう呼びかけている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》