JavaのConcurrencyサブコンポーネントにおける脆弱性を検証(NTTデータ先端技術)
NTTデータ先端技術は、Oracle Java SE JDKおよびJREのConcurrencyサブコンポーネントに確認された、任意のコードが実行される脆弱性(CVE-2012-0507)に関する検証レポートを公開した。
脆弱性と脅威
セキュリティホール・脆弱性
同社では今回、この脆弱性の再現性について検証した。検証は、Windows XP SP3 Internet Explorer 8を検証ターゲットシステムとして実施。ターゲットシステムに、悪意のあるユーザが用意したWebページを閲覧させることで、攻撃コードを実行させるというもの。それによって、ターゲットシステムにおいて任意のコードを実行させる。その結果、誘導先のコンピュータ(Debian)のコンソール上にターゲットシステム(Windows XP)のプロンプトが表示され、ターゲットシステムの制御の奪取に成功した。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》