ICOはウェールズのAneurin Bevan Health Boardに対し、機密情報を誤った人物に送信した件で、70,000ポンド(編集部註:約900万円)を請求した。
NHSのあるコンサルタントが、患者の精神状態に関する詳細な報告を含む電子メールを、清書のため秘書に送信した。しかし、この医者は患者の名前に2種類のつづりを使用したため、ファイルは異なるつづりの名前を持つ誤った人物に送信される結果となった。
ICOは約18カ月前に厳しい罰金を科す権限を得ているが、データ保護法の侵害が伝えられるか、発見するかしても、同組織が民間課徴金と呼ぶものを常に科すわけではない。しかし、正しい予防策が講じられていないと考えた場合には、組織に対して罰金を科す。
今回のケースでは…
※本記事は有料版に全文を掲載します
© The Register.
(翻訳:中野恵美子)
略歴:翻訳者・ライター