次期メールシステム再構築、半数がクラウド希望するも8割がオンプレミス(ミラポイント)
ミラポイントは、国内の企業、教育機関、政府関連機関などを対象に実施した「メールシステム再構築の懸案事項関する調査」の結果を発表した。調査期間は3月29日から4月18日で、有効回答数は352件。
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調査結果によると、次回のメールシステム再構築の際に希望するソリューション形態は、全体の50%以上がクラウドを希望した。ただし、その半数以上が、パブリッククラウドではなく、プライベートクラウドを選択しており、アプライアンスやOSS、商用ソフトウェアと合わせると80%以上がオンプレミスを希望していることになる。クラウドに対する懸念事項では、クラウド業者が謳う事業継続計画の信憑性に関するものと、各企業の異なるコンプライアンス条件に適った運用体制を、社内運用の場合と同様に実現可能かどうかという観点での懸念の2つに分かれてた。メールシステム再構築を検討する上で重視される検討要件のトップは「TCO(総所有コスト)の削減」であった。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》