Flameに悪用された証明書を失効するなど、対策の概要を発表(日本マイクロソフト)
日本マイクロソフトは、「セキュリティ アドバイザリ(2718704)承認されていないデジタル証明書により、なりすましが行われる」に関連し、証明書の失効とWindows Updateについて発表した。
脆弱性と脅威
セキュリティホール・脆弱性
Flameで利用されたコード署名はコリジョンアタックが行われており、マイクロソフトのルート証明書に関連づけられていた。また、Flameの感染方法のひとつとして、Windows Updateが利用されていた。そこでマイクロソフトでは、TSLに対して問題となったTSL証明書の失効処理を実施するとともに、TSLの署名機能を停止した。さらに、SHA-1、SHA-2を利用したマイクロソフトのルート証明書と分離した新たなTSL証明書を作成した。これによりコード証明に利用されないようにした。あわせてWindows Updateエージェントを修正し、コード署名に利用されない証明書(問題となったTSL証明書)を無効とした。さらに、8月に1,024bit未満のRSA証明書を、より強度の強いものへと変更するという。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》
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