国際共通線信号網内の通信設備に設計上の問題、国際ローミングサービスでの接続トラブルについて発生原因と再発防止策を発表(NTTドコモ、NTTコミュニケーションズ) | ScanNetSecurity
2026.10.26(月)

国際共通線信号網内の通信設備に設計上の問題、国際ローミングサービスでの接続トラブルについて発生原因と再発防止策を発表(NTTドコモ、NTTコミュニケーションズ)

 NTTドコモとNTTコミュニケーションズ(NTT Com)は29日、「WORLD WING(国際ローミングサービス)」での接続トラブルについて、発生原因と再発防止策を発表した。

インシデント・事故 インシデント・情報漏えい
国際共通線信号網輻輳の発生原因(8月13日)
国際共通線信号網輻輳の発生原因(8月13日) 全 2 枚 拡大写真
 NTTドコモとNTTコミュニケーションズ(NTT Com)は29日、「WORLD WING(国際ローミングサービス)」での接続トラブルについて、発生原因と再発防止策を発表した。

 このトラブルは8月13日18時24分~15日2時13分に発生したもので、ドコモの国際ローミングサービスで使用している国際共通線信号網(NTT Comが管理)の輻輳により、携帯電話がつながりにくい状況となった。WORLD WINGを提供する220の国と地域、約8万人に影響が出た。

 これまでの調査により、国際共通線信号網内の通信設備に設計上の問題があり、トラフィックの疎通が偏っていたため、本来の処理能力を発揮できていなかったことが主な原因と判明したという。IP-STP(共通線信号中継装置)と国際交換機間のリンクにおいて、複数のリンクのうちの特定のリンクにトラフィックが偏っていたために、半分程度の帯域しか利用できていなかったとしている。こうした十分でない処理能力の状態において、海外渡航シーズンが重なり、輻輳が発生したとのこと。

 これらの対策として、NTT Comでは、リンク選択や国別経路選択の設定を修正し、トラフィックの偏りを緊急解消した。今後は、ドコモ・NTT Com間の連携・体制を強化するとともに、新型国際交換機へ移行し、網内の信号処理能力を向上させるほか、中継事業者の冗長化の拡大、国際共通線信号のトラフィックを平準化するソフトウェア改修を実施するなどの対処を行う計画だ。

NTTドコモ、今月発生の国際ローミングのトラブルについて原因と対策を発表

《冨岡晶@RBB TODAY》

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