米大統領選挙に関連する不正アプリをGoogle Playで確認、情報漏えいも(トレンドマイクロ) | ScanNetSecurity
2025.11.18(火)

米大統領選挙に関連する不正アプリをGoogle Playで確認、情報漏えいも(トレンドマイクロ)

トレンドマイクロは、「Google Play」上でユーザの個人情報を漏えいするAndroid向けの不正アプリを確認したとブログで発表している。

脆弱性と脅威 脅威動向
トレンドマイクロ株式会社は9月20日、「Google Play」上でユーザの個人情報を漏えいするAndroid向けの不正アプリを確認したとブログで発表している。TrendLabsでは、Google Playおよび特定の非公式のアプリ配布サイト上で、Android端末向けアプリを4つ確認した。これらのアプリは、インストールされるとユーザの承認を得ずに特定の端末情報を入手する。この結果、ユーザは、情報漏えいの被害に遭う可能性がある。

今回確認したアプリのひとつは、すでにGoogle Play上からは削除済みであるが、非公式のサイト上ではいまだに公開されている。これらのアプリは、2012年11月6日に実施される米国大統領選挙および選挙の2人の候補者、バラク・オバマ氏およびミット・ロムニー氏に便乗して作成されているもの。なお、ユーザはこれらのアプリを無料でダウンロードできる。「Obama vs Romney」と呼ばれるアドウェアは、ユーザが2人の候補者の中から選択できる投票サービスとして設計されていた。全体の投票結果を即座に表示されるかのようにうたっているが、実際には説明ページが表示されるのみで、広告に悩まされる結果となる。同アプリは、9月18日までに非公式のアプリサイトから300回以上、Google Playからは推定500~1,000回のダウンロードがなされたという。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. テインにランサムウェア攻撃、グループ各社にも影響

    テインにランサムウェア攻撃、グループ各社にも影響

  2. 公開サーバのファイルと同じ ~ サイバー攻撃グループ名乗る人物が「IIJ からソースコードを盗み出した」とファイルを添付し投稿

    公開サーバのファイルと同じ ~ サイバー攻撃グループ名乗る人物が「IIJ からソースコードを盗み出した」とファイルを添付し投稿

  3. 東証上場企業 クレジットカード情報流出 88 日後公表

    東証上場企業 クレジットカード情報流出 88 日後公表

  4. Blue Yonder社のシフト作成ツールへの不正アクセスで西友従業員の個人情報が漏えい

    Blue Yonder社のシフト作成ツールへの不正アクセスで西友従業員の個人情報が漏えい

  5. 攻撃者側のウェブサイトに社名と会社ロゴが掲載 ~ エネサンスホールディングスへのランサムウェア攻撃

    攻撃者側のウェブサイトに社名と会社ロゴが掲載 ~ エネサンスホールディングスへのランサムウェア攻撃

ランキングをもっと見る
PageTop