Androidの不正アプリが累計17万5千種を超える。四半期グローバルレポート(トレンドマイクロ) | ScanNetSecurity
2024.05.21(火)

Androidの不正アプリが累計17万5千種を超える。四半期グローバルレポート(トレンドマイクロ)

トレンドマイクロは、2012年第3四半期(7~9月期)のセキュリティラウンドアップを公開した。これによると、モバイルではAndroidの不正アプリが累計17万5千種を超えた。

調査・レポート・白書・ガイドライン 調査・ホワイトペーパー
トレンドマイクロ株式会社は10月23日、2012年第3四半期(7~9月期)のセキュリティラウンドアップを公開した。本レポートは、全世界で組織されたトレンドラボをはじめとする同社の調査・研究チームが、世界規模でのセキュリティ動向、傾向を四半期ごとに分析した報告書。これによると、モバイルではAndroidの不正アプリが累計17万5千種を超えた。全世界でのAndroid端末の不正アプリ数は、1位が「ANDROIDOS_FAKE」、2位が「ANDROIDOS_BOXER」であり、いずれもゲームやアプリケーションを装い、高額な料金が請求される番号へSMSを発信するもの。

サイバー犯罪では、同四半期に全世界で最も多く検出された不正プログラムは「ZACCESS」で、自身の活動を隠し他の複数の不正プログラムを作成あるいはダウンロードするため、多重感染の事例が確認された。スパムメールではボットネットの活動によると見られるスパムメールの送信元としてサウジアラビア(21%)、インド(18%)が目立った。メールに使用された言語は英語が86%、日本語は1%であった。このほか標的型攻撃では、「Luckycat」の攻撃インフラ上でAndroid端末の不正アプリが発見されており、ソーシャルメディアを悪用して個人情報を詐取するアンケート詐欺も続いている。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 攻撃者のあの手この手、リアルな攻撃&リアルな現状を知る専門家が警鐘を鳴らす ~ JPAAWG 6th General Meeting レポート

    攻撃者のあの手この手、リアルな攻撃&リアルな現状を知る専門家が警鐘を鳴らす ~ JPAAWG 6th General Meeting レポート

  2. バイナリファイルからSBOMを作成し脆弱性情報と照合「SBOMスキャナ」発売

    バイナリファイルからSBOMを作成し脆弱性情報と照合「SBOMスキャナ」発売

  3. ゆめタウン運営イズミへのランサムウェア攻撃、VPN 装置から侵入

    ゆめタウン運営イズミへのランサムウェア攻撃、VPN 装置から侵入

  4. Log4Shell のような経験はもう二度としない ~ SSVC が搭載された FutureVuls を活用し、現実的な脆弱性管理を実現 [株式会社マイナビ]

    Log4Shell のような経験はもう二度としない ~ SSVC が搭載された FutureVuls を活用し、現実的な脆弱性管理を実現 [株式会社マイナビ]PR

  5. 範を示す ~ MITRE がサイバー攻撃被害公表

    範を示す ~ MITRE がサイバー攻撃被害公表

  6. メーラーが最新バージョンでなかった ~ 国公文協の委託先事業者に不正アクセス

    メーラーが最新バージョンでなかった ~ 国公文協の委託先事業者に不正アクセス

  7. 日本取引所グループのメールアドレスから不審メール送信

    日本取引所グループのメールアドレスから不審メール送信

  8. ジョイフル本田「THE GLOBE・OLD FRIEND オンラインショップ」に不正アクセス、3,958 件のカード情報漏えいの可能性

    ジョイフル本田「THE GLOBE・OLD FRIEND オンラインショップ」に不正アクセス、3,958 件のカード情報漏えいの可能性

  9. 検診車で実施した胸部レントゲン検診が対象、川口市の集団検診業務委託先へランサムウェア攻撃

    検診車で実施した胸部レントゲン検診が対象、川口市の集団検診業務委託先へランサムウェア攻撃

  10. アメリカでは「祖父母詐欺」

    アメリカでは「祖父母詐欺」

ランキングをもっと見る