「インターネット定点観測レポート」を公開、Webカメラ感染のケースも(JPCERT/CC)
JPCERT/CCは、2012年1月から3月、および4月から6月における「インターネット定点観測レポート」を公開した。
脆弱性と脅威
脅威動向
1月から3月においては、Windowsや、サーバ上で動作するプログラムが使用する445/TCPや1433/TCP宛へのパケットが多く観測された。また、UNIX/ Linuxのリモートアクセスで広く使われている23/TCP宛のパケット数に大きな増減が見られた。これはVoIPアダプタやWebカメラなどのネットワーク機器がマルウェアに感染し、外部へパケットを送信していると思われる。4月から6月においては、3389/TCP宛へのパケットの観測数がマルウェア「Morto」とその亜種に関する情報公開日前後で変動が見られた。センサーの3389/TCP宛にパケットを送信したIPアドレス上で、未知のマルウェアがスキャン活動をしていた事例も確認されている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》
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