「Adobe Reader」の「サンドボックス」を回避する脆弱性はなぜ危険か(トレンドマイクロ) | ScanNetSecurity
2026.11.07(土)

「Adobe Reader」の「サンドボックス」を回避する脆弱性はなぜ危険か(トレンドマイクロ)

トレンドマイクロは、「Adobe Reader」のセキュリティ機能「サンドボックス」を回避する脆弱性を利用するエクスプロイトの手法、またどのようなセキュリティ対策を実施できるかについてブログで説明している。

脆弱性と脅威 脅威動向
トレンドマイクロ株式会社は11月27日、「Adobe Reader」のセキュリティ機能「サンドボックス」を回避する脆弱性を利用するエクスプロイトの手法、またどのようなセキュリティ対策を実施できるかについてブログで説明している。Adobe Readerのバージョン10および11がゼロデイ脆弱性を利用するエクスプロイトの影響を受けると言われており、アンダーグラウンドでは3万~5万米ドル(2012年11月22日現在、およそ250万円~410万)で販売されていると報告されている。これほど高額であるのは、このゼロデイ脆弱性を利用するエクスプロイトは、Adobe Readerのバージョン10で導入されているサンドボックス機能による保護技術を回避するため。

このエクスプロイトは、JavaScriptがソフトウェア上で無効になっている場合でも実行される。ユーザが必要とされる唯一のやりとりは、PDFファイルを開き、Webブラウザを閉じるだけで、それだけで脆弱性が悪用される。トレンドマイクロでは、身元不明または未確認の送信者から受信した文書を開かないよう従業員を教育すること。またPDF閲覧ソフト「Foxit」やWebブラウザ「Google Chrome」に組み込まれているPDF閲覧機能といったPDF閲覧ソフトウェアを代替手段として使用することを検討するよう呼びかけている。現在、Adobe はこの問題について調査しており、具体的な対応策または別の解決策が公開されるまでの間はAdobe Readerの使用を避けることが最も有効であるとしている。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 「MUJIアプリ」への不正アクセス、新たにカード情報が外部からアクセスされた可能性も

    「MUJIアプリ」への不正アクセス、新たにカード情報が外部からアクセスされた可能性も

  2. 日本郵政グループ労働組合に不正アクセス、4万件以上の組合員情報が漏えい

    日本郵政グループ労働組合に不正アクセス、4万件以上の組合員情報が漏えい

  3. 日本郵便がメールマガジンの配信業務を委託している事業者に不正アクセス

    日本郵便がメールマガジンの配信業務を委託している事業者に不正アクセス

  4. ドトールコーヒーのシステムに不正アクセス、従業員及び退職者 計951名の個人情報が漏えいした可能性

    ドトールコーヒーのシステムに不正アクセス、従業員及び退職者 計951名の個人情報が漏えいした可能性

  5. ブシロード「バンドリ!アワーノーツ」開発業務委託先に不正アクセス

    ブシロード「バンドリ!アワーノーツ」開発業務委託先に不正アクセス

ランキングをもっと見る
PageTop