Ruby on Railsで任意のRubyコードが実行される脆弱性の検証レポート(NTTデータ先端技術)
NTTデータ先端技術は、Ruby on Railsに発見されたリモートから任意のRubyコードを実行される脆弱性(CVE-2013-0156)に関する検証レポートを公開した。
脆弱性と脅威
セキュリティホール・脆弱性
検証は、Debian 6.0.6上のRuby on Rails 3.2.10をターゲットシステムとして実施した。ターゲットシステムに細工したHTTPリクエストを送信し、Ruby on Railsを利用したアプリケーションを介して、任意のRubyコードを実行させる。今回の検証に用いたコードは、ターゲットシステム上から特定のサーバ、ポートへコネクションを確立させるよう誘導し、システムの制御を奪取するもの。これにより、リモートからターゲットシステムを操作可能となる。検証の結果、誘導先のコンピュータ(Windows 7)のターミナル上にターゲットシステム(Debian)のプロンプトが表示され、コマンドを実行した結果が表示されたことから、ターゲットシステムの制御の奪取に成功した。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》
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