12月は架空請求詐欺の件数が急増、2012年最高の数値を記録(警察庁) | ScanNetSecurity
2024.05.02(木)

12月は架空請求詐欺の件数が急増、2012年最高の数値を記録(警察庁)

警察庁は、2012年12月の「特殊詐欺の認知・検挙状況等について」(暫定値)を発表した。

脆弱性と脅威 脅威動向
警察庁は1月31日、2012年12月の「特殊詐欺の認知・検挙状況等について」(暫定値)を発表した。これによると、12月の振り込め詐欺の認知件数は806件(11月は567件)で、このうち766件が既遂(同509件)、被害総額(既遂のみ)は22億3,008万円(同15億1,524万円)、検挙件数は214件(同491件)、検挙人員は57名(同160名)と、前月より件数、被害額ともに大幅に増加した。オレオレ詐欺では、認知件数が376件(同317件)、このうち343件(同268件)が既遂、被害総額は12億3,532万円(同10億7,157万円)、検挙件数は115件(同383件)、検挙人員は45名(同113名)と、こちらも前月より件数や被害総額が増加している。

架空請求詐欺の認知件数は249件(同99件)で、このうち243件(同92件)が既遂、被害総額は8億608万円(同2億7,839万円)、検挙件数は82件(同100件)、検挙人員は9名(同39名)と件数および被害額が急増、2012年最高の数値を記録した。形態別で見ると、前月に引き続き「有料サイト利用料金等名目」が35件(同35件)で最も多かった。このほか融資保証金詐欺が29件(同12件)で被害総額2,335万円(同3,544万円)、還付金等詐欺が152件(同139件)で被害総額1億6,533万円(同1億2,985万円)などとなっている。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. クラウド労務管理「WelcomeHR」の個人データ閲覧可能な状態に、契約終了後も個人情報保存

    クラウド労務管理「WelcomeHR」の個人データ閲覧可能な状態に、契約終了後も個人情報保存

  2. 今日もどこかで情報漏えい 第23回「2024年3月の情報漏えい」なめるなという決意 ここまでやるという矜恃

    今日もどこかで情報漏えい 第23回「2024年3月の情報漏えい」なめるなという決意 ここまでやるという矜恃

  3. 2023年「業務外利用・不正持出」前年 2 倍以上増加 ~ デジタルアーツ調査

    2023年「業務外利用・不正持出」前年 2 倍以上増加 ~ デジタルアーツ調査

  4. クラウド型データ管理システム「ハイクワークス」のユーザー情報に第三者がアクセス可能な状態に

    クラウド型データ管理システム「ハイクワークス」のユーザー情報に第三者がアクセス可能な状態に

  5. 雨庵 金沢で利用している Expedia 社の宿泊予約情報管理システムに不正アクセス、フィッシングサイトへ誘導するメッセージ送信

    雨庵 金沢で利用している Expedia 社の宿泊予約情報管理システムに不正アクセス、フィッシングサイトへ誘導するメッセージ送信

  6. ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

    ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

  7. GROWI に複数の脆弱性

    GROWI に複数の脆弱性

  8. 「味市春香なごみオンラインショップ」に不正アクセス、16,407件のカード情報が漏えい

    「味市春香なごみオンラインショップ」に不正アクセス、16,407件のカード情報が漏えい

  9. SECON 2024 レポート:最先端のサイバーフィジカルシステムを体感

    SECON 2024 レポート:最先端のサイバーフィジカルシステムを体感

  10. セトレならまちで利用している Expedia 社の宿泊予約情報管理システムに不正アクセス、フィッシングサイトへ誘導するメッセージ送信

    セトレならまちで利用している Expedia 社の宿泊予約情報管理システムに不正アクセス、フィッシングサイトへ誘導するメッセージ送信

ランキングをもっと見る