2013年はモバイルマルウェアが急速に進化、インストールしなくても被害に(マカフィー) | ScanNetSecurity
2024.05.17(金)

2013年はモバイルマルウェアが急速に進化、インストールしなくても被害に(マカフィー)

マカフィーは、McAfee Labsによる「2013年のサイバー脅威予測」年次レポートを発表した。

調査・レポート・白書・ガイドライン 調査・ホワイトペーパー
検出されたランサムウェアのサンプル
検出されたランサムウェアのサンプル 全 2 枚 拡大写真
マカフィー株式会社は2月6日、McAfee Labsによる「2013年のサイバー脅威予測」年次レポートを発表した。本レポートは、同社独自のGTI(Global Threat Intelligence:グローバル・スレット・インテリジェンス)を用いて2012年のマルウェア、脆弱点、オンライン脅威に関するデータを分析し、2013年のサイバー脅威傾向を予測したもの。2013年の主なサイバー脅威傾向として「モバイルマルウェアの急速な進化と増加」「ハクティビズム--Anonymousの衰退」「サービスとしてのクライムウェア(CaaS)とハッキングツール(HaaS)」「大規模攻撃の増加」を挙げている。

モバイルマルウェアでは、ランサムウェアの技術がさらに高度に洗練され、顕著な脅威になると予測している。また、新たにモバイルワームの活動が激化するとしている。「Android/Marketpay.A」というトロイの木馬プログラムは、ユーザの許可なしにアプリを購入する。2013年のサイバー犯罪者は、この攻撃をモバイルワームに追加することで、被害者がマルウェアをインストールしなくても攻撃が可能になる。さらに、サイバー犯罪者のターゲットとなる可能性が高いものとしてNFC(近距離無線通信)を挙げている。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. ゆめタウン運営イズミへのランサムウェア攻撃、VPN 装置から侵入

    ゆめタウン運営イズミへのランサムウェア攻撃、VPN 装置から侵入

  2. 範を示す ~ MITRE がサイバー攻撃被害公表

    範を示す ~ MITRE がサイバー攻撃被害公表

  3. 東急のネットワークに不正アクセス、連結子会社のファイルサーバでデータ読み出される

    東急のネットワークに不正アクセス、連結子会社のファイルサーバでデータ読み出される

  4. 個人情報漏えいの疑いも ~ 八尾市立斎場職員が加重収賄罪ほかの容疑で逮捕

    個人情報漏えいの疑いも ~ 八尾市立斎場職員が加重収賄罪ほかの容疑で逮捕

  5. 「マルカワみそ公式サイト」に不正アクセス、カード情報に加えログイン用パスワードも漏えい

    「マルカワみそ公式サイト」に不正アクセス、カード情報に加えログイン用パスワードも漏えい

  6. 認証とID管理にガバナンスを ~ NTTデータ先端技術「VANADIS」で実現する「IGA(Identity Governance and Administration)」とは

    認証とID管理にガバナンスを ~ NTTデータ先端技術「VANADIS」で実現する「IGA(Identity Governance and Administration)」とはPR

  7. 脆弱性管理クラウド「yamory」SBOM 機能に関する特許取得

    脆弱性管理クラウド「yamory」SBOM 機能に関する特許取得

  8. ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

    ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

  9. 脆弱な DMARC セキュリティ・ポリシーを悪用、北朝鮮スピアフィッシング詐欺

    脆弱な DMARC セキュリティ・ポリシーを悪用、北朝鮮スピアフィッシング詐欺

  10. 豊島のサーバにランサムウェア攻撃、復旧済みで業務に影響なし

    豊島のサーバにランサムウェア攻撃、復旧済みで業務に影響なし

ランキングをもっと見る