モバイル端末もデスクトップPCと同様に脅威の矢面に立たされている(カスペルスキー)
カスペルスキーの「Mobile Malware Evolution」レポートによると、サイバー犯罪者は人気の高いAndroidプラットフォームに目をつけ、Android関連の脅威の数が急激に増加している。
調査・レポート・白書・ガイドライン
調査・ホワイトペーパー
2012年に発見された新たな脅威のうち、Androidベースのスマートフォンおよびタブレットを標的にしたものは99%を占め、SymbianやBlackBerryベースの端末やモバイルJavaを標的にしたものは1%にも満たない。もっとも拡散した Androidの脅威は、「プレミアムSMSを送信し不正課金を行うSMSトロイの木馬」「アドウェア」「ルート権限を奪取して端末や端末内のデータへの完全なアクセス権を取得するエクスプロイト」大きく3つのグループに分けることができる。さらに注目すべき点として、モバイルボットネットもAndroidマルウェアに新たに加わったことを挙げており、今やモバイル端末はデスクトップコンピュータのように、標的型攻撃やサイバースパイ活動の矢面に立たされているとしている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》
関連記事
この記事の写真
/