Androidを狙う脅威、Simbianを狙う脅威の比率を逆転--脅威レポート(エフセキュア)
エフセキュアは、「2012年第4四半期モバイル脅威レポート」を発表した。これによると、同四半期に検出されたすべてのモバイル脅威の中で、Symbianプラットフォームを対象としたマルウェアは、わずか4%となった。
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2012年には合計で301件の新種のマルウェアファミリーや亜種が検出されている。このうち66%はトロイの木馬であったが、昨年後半にGoogleがリリースしたAndroid 4.2「jellybean」によって、今年はこの値が減少すると予測している。同四半期に検出されたAndroid脅威の大半は、SMSの不正利用によって金銭を詐取するものであった。検出された96件のAndroid脅威の亜種のうち、21件はプレミアムSMSを対象としたもので、マルウェアファミリーはプレミアム課金用の番号にメッセージを送信する。多くのAndroid脅威が同様の策略を用い、被害者をSMSベースの購読サービスに登録させる手口を使用する。こうした手口に使われる番号やサービスに関するメッセージや通知は削除さるため、請求明細書が届くまでユーザが気づくことはないという。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》
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