ヨーロッパ中心の調査、企業の9割近くのPCが重要なアップデートを行わず(エフセキュア) | ScanNetSecurity
2025.10.04(土)

ヨーロッパ中心の調査、企業の9割近くのPCが重要なアップデートを行わず(エフセキュア)

エフセキュアは、ヨーロッパを中心に約200,000台のクライアントPCを対象にした同社のデータについて発表した。

調査・レポート・白書・ガイドライン 調査・ホワイトペーパー
エフセキュアのソフトウェアアップデート啓発サイト
エフセキュアのソフトウェアアップデート啓発サイト 全 1 枚 拡大写真
エフセキュア株式会社は4月24日、ヨーロッパを中心に約200,000台のクライアントPCを対象にした同社のデータについて発表した。これによると、企業のPCの87%がビジネスのセキュリティに脅威を与える可能性のある重要なソフトウェア アップデートを実施していないことが明らかになった。特に、Java、Microsoft、Adobe Flash Player、Firefox、Open Officeはアップデートされないことが多くなっている。

さらにデータによると、1件から4件の重要なアップデートを行っていないのは、企業のデスクトップPCおよびノートPCの49%、5件から9件が25%、13%は10件以上ものアップデートを行っていなかった。もしアップデートがなされていれば、5年間にわたって政府機関や研究機関、企業からも機密情報を盗んだマルウェア「Red October」による被害を簡単に回避できた可能性があるとしている。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. ガートナー、2025 年版の日本におけるセキュリティのハイプ・サイクル発表

    ガートナー、2025 年版の日本におけるセキュリティのハイプ・サイクル発表

  2. 業務目的外でパソコンを利用中に詐欺サイトに接続 ~ 委託事業者パソナの従業員

    業務目的外でパソコンを利用中に詐欺サイトに接続 ~ 委託事業者パソナの従業員

  3. Microsoft が土壇場で譲歩 欧州 Windows 10 ユーザーだけに猶予措置

    Microsoft が土壇場で譲歩 欧州 Windows 10 ユーザーだけに猶予措置

  4. 日本語2バイト文字の防壁が消失 日本プルーフポイント 増田幸美が考える「最も狙われる日本に必要な守りの再定義」

    日本語2バイト文字の防壁が消失 日本プルーフポイント 増田幸美が考える「最も狙われる日本に必要な守りの再定義」PR

  5. 諭旨解雇処分 ~ 電気通信大学 准教授 共同研究先の企業に秘密を漏えい

    諭旨解雇処分 ~ 電気通信大学 准教授 共同研究先の企業に秘密を漏えい

ランキングをもっと見る
PageTop