多摩小平保健所管内の精神科病院で結核に集団感染(東京都福祉保健局)
東京都福祉保健局は5月21日、多摩小平保健所管内の精神科病院で、入院患者と職員が結核に集団感染したと発表した。他人に感染させるおそれのある患者は、すでに治療を終えているか入院治療中という。
脆弱性と脅威
脅威動向
同病院では、2010年5月に60代男性患者に結核が感染したが、発病はしておらず、濃厚接触者にも発病者がいなかった。その後、2011年5月と2012年11月に別の患者が感染したが、発病者はいなかった。2013年には、3月に1人、4月に2人、5月に50人感染。10人が発病し、2人が他疾患により死亡した。
初発患者は精神発達遅滞で訴えが少なく、症状が乏しかったことから周囲が発病に気づきにくかったことが感染拡大の主な要因という。今後、念のため発病者のいる病棟の全入院患者と職員を対象に血液検査を実施する予定としている。
東京都、結核集団感染の発生…52人が感染
《工藤 めぐみ@リセマム》
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