不正アクセスにより14万件以上のクレジットカード情報が流出(エクスコムグローバル) | ScanNetSecurity
2024.05.12(日)

不正アクセスにより14万件以上のクレジットカード情報が流出(エクスコムグローバル)

エクスコムグローバルは、同社が運営する「GLOBALDATA」および「Global Cellular」のWebサーバに対して外部からの不正アクセスがあり、顧客情報の流出が判明したと発表した。

インシデント・事故 インシデント・情報漏えい
エクスコムグローバルによる発表
エクスコムグローバルによる発表 全 1 枚 拡大写真
エクスコムグローバル株式会社は5月27日、同社が運営する「GLOBALDATA」および「Global Cellular」のWebサーバに対して外部からの不正アクセスがあり、顧客情報の流出が判明したと発表した。これは4月23日17時頃、同社の契約先である決済代行会社よりクレジットカード情報の流出懸念について連絡があり、同日直ちに同サイトの申し込みの停止およびデータベースサーバ内のクレジットカード情報の削除を行ったというもの。その後はオンラインでのクレジットカード決済を停止するとともに、クレジットカード会社認定の第三者機関である専門調査会社「Payment Card Forensics株式会社」(PCF)により調査を実施した。

調査の結果、顧客情報を保持していたサーバには最大146,701件のクレジットカード情報があり、同件数の顧客情報(カード名義人名、カード番号、カード有効期限、セキュリティコード、お申込者住所)があった。なお、クレジットカードのセキュリティコードはカード所有者を確認するセキュリティ対策であり、このコードを保存することは禁止されている。しかし、同社はこの情報をサーバ上に保存していたようだ。不正取得により流出した件数は、このうち109,112件。この情報は、2011年3月7日から2013年4月23日に申し込みを行ったユーザの情報が対象となる。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 護衛艦いなづまの艦長、資格のない隊員を特定秘密取扱職員に指名し懲戒処分

    護衛艦いなづまの艦長、資格のない隊員を特定秘密取扱職員に指名し懲戒処分

  2. デジサートのEV証明書の記載フォーマットに誤り、再発行とサーバへの入れ替え呼びかけ

    デジサートのEV証明書の記載フォーマットに誤り、再発行とサーバへの入れ替え呼びかけ

  3. ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

    ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

  4. テレビ宮崎グループ会社にランサムウェア攻撃、請求書発行システムを停止

    テレビ宮崎グループ会社にランサムウェア攻撃、請求書発行システムを停止

  5. 豊島のサーバにランサムウェア攻撃、復旧済みで業務に影響なし

    豊島のサーバにランサムウェア攻撃、復旧済みで業務に影響なし

  6. 北 中華製AIを攻撃活用/北 DMARC不正利用/北 日本のアニメ制作関与か ほか [Scan PREMIUM Monthly Executive Summary 2024年4月度]

    北 中華製AIを攻撃活用/北 DMARC不正利用/北 日本のアニメ制作関与か ほか [Scan PREMIUM Monthly Executive Summary 2024年4月度]

  7. サイバーセキュリティ人材、女性の平均給与は男性と約80万円差 ~ ISC2 調査

    サイバーセキュリティ人材、女性の平均給与は男性と約80万円差 ~ ISC2 調査

  8. 東京電力エナジーパートナー、電力・ガス取引監視等委員会からの報告徴収に対する報告書提出

    東京電力エナジーパートナー、電力・ガス取引監視等委員会からの報告徴収に対する報告書提出

  9. 社内不正 1位 情報持ち出し・2位 横領・3位 労働問題 ~ 被害企業 230 社調査

    社内不正 1位 情報持ち出し・2位 横領・3位 労働問題 ~ 被害企業 230 社調査

  10. Proofpoint Blog 36回「身代金を払わない結果 日本のランサムウェア感染率減少? 感染率と身代金支払率 15 ヶ国調査 2024」

    Proofpoint Blog 36回「身代金を払わない結果 日本のランサムウェア感染率減少? 感染率と身代金支払率 15 ヶ国調査 2024」

ランキングをもっと見る