【Interop 2013】親機と子機側の両方に実データを保存、回線断線時でも業務継続可能に(リバーベッドテクノロジー) | ScanNetSecurity
2025.11.18(火)

【Interop 2013】親機と子機側の両方に実データを保存、回線断線時でも業務継続可能に(リバーベッドテクノロジー)

 Interop 2013、「Best of Show Award」のクラウドプラットフォーム部門で特別賞を受賞したのが、リバーベッドテクノロジーの「Riverbed Granite」。

製品・サービス・業界動向 新製品・新サービス
ソリトンシステムズのブースでは「Steelhead」と「Granite」が展示されていた
ソリトンシステムズのブースでは「Steelhead」と「Granite」が展示されていた 全 2 枚 拡大写真
 Interop 2013、「Best of Show Award」のクラウドプラットフォーム部門で特別賞を受賞したのが、リバーベッドテクノロジーの「Riverbed Granite」。

 「Riverbed Granite」はWANアクセス高速化ソリューション「Steelhead」のオプションとなる製品。「Steelhead」では遠隔地で通信を行なう際に、双方のWAN側に設置することで通信データをキャッシュとして保存。以前と同じビットが送信される場合に、キャッシュされたデータを返すことで、遅延による時間のロスや回線への負荷を解消する。

 ただ、「Steelhead」では遠隔地にあるディスクへのアクセスについては、必ずしも高速化できないケースがあった。そこで、「Riverbed Granite」では、各WAN側の「Steelhead」にそれぞれ親機と子機にあたる専用端末を接続。親機側にiSCSI対応のストレージを接続することで、子機側の端末との間で差分バックアップが実行され、親機と子機側の両方に実データが保存されるようになる。

 「Riverbed Granite」では主にVMWareのブートイメージやシンクライアントの保存データなどを保管することで、「Steelhead」のみを利用した場合に比べてアクセスを高速化できるという。

 さらに、「Riverbed Granite」では子機側に実データが保存されるため、もし回線が断線した場合でも業務に支障をきたす心配はない。通常のバックアップソリューションのように圧縮保存されていないため、データの書き戻しに時間もかからず、遠隔拠点間でのバックアップとして利用できるとのことだ。

【Interop 2013 Vol.61】遠隔バックアップおよびデータセンター統合ソリューション「Riverbed Granite」

《丸田@RBB TODAY》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. テインにランサムウェア攻撃、グループ各社にも影響

    テインにランサムウェア攻撃、グループ各社にも影響

  2. 東証上場企業 クレジットカード情報流出 88 日後公表

    東証上場企業 クレジットカード情報流出 88 日後公表

  3. Blue Yonder社のシフト作成ツールへの不正アクセスで西友従業員の個人情報が漏えい

    Blue Yonder社のシフト作成ツールへの不正アクセスで西友従業員の個人情報が漏えい

  4. 攻撃者側のウェブサイトに社名と会社ロゴが掲載 ~ エネサンスホールディングスへのランサムウェア攻撃

    攻撃者側のウェブサイトに社名と会社ロゴが掲載 ~ エネサンスホールディングスへのランサムウェア攻撃

  5. 公開サーバのファイルと同じ ~ サイバー攻撃グループ名乗る人物が「IIJ からソースコードを盗み出した」とファイルを添付し投稿

    公開サーバのファイルと同じ ~ サイバー攻撃グループ名乗る人物が「IIJ からソースコードを盗み出した」とファイルを添付し投稿

ランキングをもっと見る
PageTop